School Days 6月 side門田
たぶん、図書室で見かけたことがある程度だと思っていたが、もしかしたら自分が知らない別のときに彼女と会ったことがあるのかもしれない。
門田は彼女が臨也の面倒ごとに巻き込まれていないことを願った。
「でも、さっきのやつは臨也のことを見たことあるような態度じゃなかっただろ」
「そうなんだけどね」
そしてまた別の話題で会話を続けながら交差点で別れた。
その後、暫くしてから街の方でとてつもない破壊音が聞こえたのは耳鳴りのせいにしてみようとした。
作品名:School Days 6月 side門田 作家名:大奈 朱鳥