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小雲エイチ
小雲エイチ
novelistID. 15039
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なんか帝人受けとかのログをぶち込んだもの

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【路地裏の二人/臨帝】


じめじめとしていて、薄暗い路地裏。
角を曲がればすぐに賑やかな表道に繋がっている細い道の上で、僕は臨也さんに抱きすくめられていた。すぐ近くから、街の喧騒が流れ込んでくる。
「いたいけな高校生をこんな路地裏に引きずり込むなんて、臨也さんは悪い大人ですね」
そう言うと臨也さんは「そんな悪い大人にほだされる帝人君だって、十分悪い子だ」と言って、唇をあわせてきた。一瞬だけ触れ合った後、唇が少し離れる。頬に臨也さんの手が触れ、再び唇が合わさる。柔く唇を食まれ、吐息が交りあう。
嗅ぎなれた臨也さんの甘い匂いの合間に、じめじめとした黴臭い臭いが鼻をかすめた。