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メロウ Ⅲ

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出してぇ出してぇ出してぇ出してぇ出してぇ出してぇ出してぇ

知ってくれよ

その瞬間、ぶちんとなんか変な音が鳴った。
手に、なんか布系の細いもんでぎゅうってやられたときの、ちょっとした痛みが走った。
ボタンが床を転がるって音が聞こえたような気がした。そんな音なんか聞こるはずがねぇのに。
ブラウスが肌蹴ている。
俺様がやったんか。

目の前に現れた肩に齧りつく。
悲鳴のような声が聞こえた。
痛みを訴えるような、声が聞こえた。

肌の白。
シャツの白。
床に散らばった紙の白。
たわんでいるカーテンの、日に焼けて無い部分の白。
太ももの白。
ずりおろした制服のズボンの白。

そんで、俺様の頭の中の、白。

「んんっ…っふっ…いやあっ…!!…めて、やめっ…!!」
「…っ、きつっ…。」
「やだやだ、やだあぁっ…!!」

そこまで嫌がるんだったら、名前でもなんでも呼べよ。

「っあぁぁ!!…ゃ…やだ…あぁっ!!」

お互いをつないだ部分から水音が鳴る。
コイツだって悦んでるはずなんてねぇのに、汗だか体液だかなんかわけ分かんねぇもんでぐちゃぐちゃになって、俺様の制服をつかんだ手にどんどん力が籠って、太ももに滴垂れたのを感じて、打ちつければ打ち付けるほど、意識が一瞬でぶっ飛びそうな気持ちよさがでっけぇ波のように押し寄せて、コイツの脚を抱えた俺様の左手にどんどん力が籠って、何度も何度もイきかけて、何回も動きとめて耐えて。

そういえば、ガキん時、こんな事があった。
父ちゃんがやたら大事にしてる瓶。
薄茶色い丸っこい瓶に、ちょっと振ったら甘そうにちゃぷちゃぷ音を鳴らす、なんかとろりとした液体。
それは今から思えばなんか馬鹿高ぇ酒だったんだけど、当時の俺にはすっげー「美味そう」に見えて、
勝手に開けて三分の一ほど飲んじまって、
千の前でめちゃくちゃ気分悪くなって、吐きたくても吐けなくて、
喉は焼けつくほど熱くて痛ぇーし、腰から下は力入んねぇーし、手は冷てぇしで「あぁ、俺様このまま死ぬんかな」って思うくらい視界がぐらぐらして、
そん時、千が俺様を見っけて、俺様の口ん中に指突っ込んで吐かせてくれて。
唾でべたべたになった指を、気持ち悪がるわけでもなく、「とにかく楽にさせよう」と。
吐く瞬間に涙がボロボロ出て、鼻水も出てきやがって。

そうだよな、ゲロ吐くのも、コイツとヤんのも、「体ン中の気持ち悪りィもん出す」って意味じゃ変わんねぇよ。

そうだよな?

誰か「そうだ」と言ってくれよ。





もう




限界だ。
作品名:メロウ Ⅲ 作家名:みろ