After Beats 日向×ユイ編
好きです、付き合って下さい」
俺日向アキラは高1の秋に告られた。
「明日またこの場所で待ってます。」
そう言って顔を赤らめて少女は逃げるように行ってしまった
その夜俺はずっとその子の事しか考えていなかった
相手は同じクラスの女子、顔もスタイルも良いのだか、しかし嬢王様気質、ではないがちょっとキツメの発言が多く周りを威圧する事もしばしばある。だからクラスのアイドル的な存在にはならい。かわいいのに残念な奴といった感じだ。立ち位置的には『文学少女と死にたがりの道化』の琴吹ななせ的なやつだ。・・・・・え!?分からない?なら読め!!!
まぁそんな奴も一部の男子のそういうツンツンしたのが好きな奴らには絶大な人気のようだが、俺的にはそんなものどうでも良かった。ただいつもの威圧する態度と屋上での少女のような恥じらいのあった態度とのギャップが最っっっ高に
『萌えたーーー』
そう叫びながらベットで枕を抱きながらのた打ち回ってる時だった
「……キモ……」
ドアの前には姉がいた、そして辛辣なセリフだけ残して去ってしまった。
そしてその後一週間は口をきいてくれなかったのは俺の夢だと信じよう。
翌日俺は彼女と2人で屋上にいた、答えは勿論OKするつもりである。
「あ、あの、それで、昨日の返事なんだけど」
顔を真っ赤にしながらちょっと下を向いて話しかけてくる。
やべぇ、何だろこれ、コイツこんなに可愛かったっけ
「あぁ、もちろんオ…」とそこまで俺が言いかけた時である。
不思議な光景が頭をよぎった
顔も名前も思い出せない少女が俺の中で泣いている
「・・・ごめん」ふと気づいた時には俺はそう言っていた
数秒の静寂の後少女は泣きなながら走って行ってしまった。
俺は何故断ってしまったのか分からない。悪いことをしたなと思う。もったいないことをしたなと思うけど……俺にはもっと大切な人がいた気がする。
そして
守らなくてはならない大切な約束も。
数週間後俺は部活である野球に熱中していた。
俺の学校は野球の名門、とは行かないがそこそこ強く俺は野球推奨で入ったのだ。
そんな部活仲間からこんな話が聞こえてきた
「なぁなぁ、どうして野球始めた」
「そりゃ、あれ何でだっけ、あぁ思い出せない」
「ブハハハ、バッカでぃ」
「うるせーなじゃあお前何でだよ」
「そりゃ甲子園行きたいからに決まってんじゃん」
「いや、それ理由じゃなく目標だから」
「いいんだよ男は常に前を見てるもんだ。な、アキラ」
「え、あぁそうだな」
甲子園。高校野球男子なら誰もが夢見る舞台。皆がそこに向かって頑張っている。でも俺は違った、別に甲子園に行きたくない訳じゃない、いやむしろ行きたい、でも一番の目的は違う気がする。こいつらとは違うきがする。
『やっぱ階段のぼってる時の女子高生の足は最高だよなぁ~』
『は、電車のつり革に手を伸ばしてる時の脇の方が良いだろ』
『うわ、きも、マニアック』
『ベタな王道の変態にいわれたかないな』
そう、俺はこんな奴らとは違うのだ。心の中で改めて思った。
家に着くと家族に聞いてみた
「なぁ俺が野球やり出したのって小1の時だよな、何でやり出したんだっけ」
「何でってあんたが急に言い出したんだよ『野球がしたい。守らなきゃならない約束があるんだ。」って』
「そーだったけ、あんがと」
守らなきゃならない約束。確かにそれは言った気がする、けど約束って何のだ。
「あ、そうそうこんな事も言ってたわね『野球をしなきゃ会えない人がいるんだ』って」
「は、誰だよ野球しなきゃ会えねー奴って」
「知らないわよ、どっかの野球選手に憧れてたんでしょ」
そう言って母はキッチンの奥へ言ってしまった
守らなきゃ行けない
翌日の部活の日、カキン。
俺の打った球は路上に飛び出してしまった、そして
『キャッ』短い女性の声
「やべ、やっちまったか」急いで声のした方へ向かった。
現場に着くと散乱した買い物袋と俺がさっき打ったボールそして散乱した物を拾う女性の姿。
「すいません」慌てて拾うのを手伝い女性に渡そうとして初めてその姿をまじまじとみた
腰まで伸びたピンクの髪、背はそこまで高くないがスラッとした足とスタイル、そして年は俺より少し上だろうがまだ幼さのかいま見える顔
俺はその人に指を向けてこう言っていた
『…ゆ、ゆ…ゆ……』
「ブゴォ」突如俺の脇腹に衝撃が走り俺は吹っ飛んだ
「人にボールぶつけておいて指を向けるって何」そう言いながら怒って女性は俺の意識と共に去っていった。
目覚めると保健室だったもう日が沈みかけている
「いってぇ~、相変わらず容赦ないなあいつ」その時自分が奇妙な事を言ってるのに気づいた
相変わらず俺は前にあの人に会った事がある!?いや、そんなはずは
「目覚めた。大丈夫?」そうこう考えてると保健室の先生に声をかけられた
「あ、はい。もう行きますんで」保健室を出て身支度をして家に向かった
「何なんだあの女、いきなりけりやがって」その夜あの女の事だけが頭に浮かんでなかなか寝れなかった。
しかし蹴られた事の不快感はなかった
数日経ったある日の日曜日偶然にもあの女が駅で路上ライブをしてるのを発見した。集客はあまり無いようだ、ってか全く無い・・・・・哀れだ。
歌とギターを個別でやったらそこそこ上手いのだかいっぺんにやると必ず歌かギターのどちらかがよれてしまう
ジロ
あ、やば!!目があった。その場から逃げようとしたが遅かった。
「あー、あんたあの時の」突然叫び出された
「よ、よぉ」あぁめんどくさい事になるよ。
「どうしてくれんだよ。あんたのボールのせいで卵が全部割れてるし野菜はゴミまみれだし大変だったんだぞ』
「いやぁ、ごめん。許してくれ」
爽やかな笑顔で笑って見せた。自分で言うのもあれだが、俺の笑顔は評判がよくこれで堕ちない婦人はいないのだ。よって俺はその道の方々に『マダム・キラー』として恐れられれいるのだ。
「いや絶対に許さない」俺の自己陶酔は一瞬にして壊された。これが世に聞く幻想殺しのイマジンブレイカーか・・・
・・・その後俺は小一時間近く説教を聞かされた
「で、どうして俺がこんな事してるわけ」
「は、あん時の罰なんだから当たり前じゃん」俺はこの前の罰としてこの女の機材を家まで運ぶ事になった
「あんたの家ってどの辺なんだ」
「夢」
「は、」
「あんたって呼ぶんじゃない私には『一宝夢』って名前があるんだから、あ3つ年上何だから【さん】をつけなさい」
「はいはい」
「はいわ一回」
「ハイ」こいつはおれのお母さんらしい
そんなこんなで夢さんの家に着いた
「お疲れ様。来週もお願いね」
「はぁ来週もやんのかよ」
「当然よ」
バタン
そう言い残してドアが閉められた
俺は絶対に手伝わないと心に誓った
一週間後
「なんでまた俺はこんな事を」
「いやぁ本当に来ると思わなかったわ」夢さんは満面の笑みだ
その後俺は何度も手伝わされた。
いつしか2人の中も友達と呼べるものになってきた。気がする。っけして主人と奴隷、気の強い妻と尻にしかれる夫なんて関係ではないのだ。
俺日向アキラは高1の秋に告られた。
「明日またこの場所で待ってます。」
そう言って顔を赤らめて少女は逃げるように行ってしまった
その夜俺はずっとその子の事しか考えていなかった
相手は同じクラスの女子、顔もスタイルも良いのだか、しかし嬢王様気質、ではないがちょっとキツメの発言が多く周りを威圧する事もしばしばある。だからクラスのアイドル的な存在にはならい。かわいいのに残念な奴といった感じだ。立ち位置的には『文学少女と死にたがりの道化』の琴吹ななせ的なやつだ。・・・・・え!?分からない?なら読め!!!
まぁそんな奴も一部の男子のそういうツンツンしたのが好きな奴らには絶大な人気のようだが、俺的にはそんなものどうでも良かった。ただいつもの威圧する態度と屋上での少女のような恥じらいのあった態度とのギャップが最っっっ高に
『萌えたーーー』
そう叫びながらベットで枕を抱きながらのた打ち回ってる時だった
「……キモ……」
ドアの前には姉がいた、そして辛辣なセリフだけ残して去ってしまった。
そしてその後一週間は口をきいてくれなかったのは俺の夢だと信じよう。
翌日俺は彼女と2人で屋上にいた、答えは勿論OKするつもりである。
「あ、あの、それで、昨日の返事なんだけど」
顔を真っ赤にしながらちょっと下を向いて話しかけてくる。
やべぇ、何だろこれ、コイツこんなに可愛かったっけ
「あぁ、もちろんオ…」とそこまで俺が言いかけた時である。
不思議な光景が頭をよぎった
顔も名前も思い出せない少女が俺の中で泣いている
「・・・ごめん」ふと気づいた時には俺はそう言っていた
数秒の静寂の後少女は泣きなながら走って行ってしまった。
俺は何故断ってしまったのか分からない。悪いことをしたなと思う。もったいないことをしたなと思うけど……俺にはもっと大切な人がいた気がする。
そして
守らなくてはならない大切な約束も。
数週間後俺は部活である野球に熱中していた。
俺の学校は野球の名門、とは行かないがそこそこ強く俺は野球推奨で入ったのだ。
そんな部活仲間からこんな話が聞こえてきた
「なぁなぁ、どうして野球始めた」
「そりゃ、あれ何でだっけ、あぁ思い出せない」
「ブハハハ、バッカでぃ」
「うるせーなじゃあお前何でだよ」
「そりゃ甲子園行きたいからに決まってんじゃん」
「いや、それ理由じゃなく目標だから」
「いいんだよ男は常に前を見てるもんだ。な、アキラ」
「え、あぁそうだな」
甲子園。高校野球男子なら誰もが夢見る舞台。皆がそこに向かって頑張っている。でも俺は違った、別に甲子園に行きたくない訳じゃない、いやむしろ行きたい、でも一番の目的は違う気がする。こいつらとは違うきがする。
『やっぱ階段のぼってる時の女子高生の足は最高だよなぁ~』
『は、電車のつり革に手を伸ばしてる時の脇の方が良いだろ』
『うわ、きも、マニアック』
『ベタな王道の変態にいわれたかないな』
そう、俺はこんな奴らとは違うのだ。心の中で改めて思った。
家に着くと家族に聞いてみた
「なぁ俺が野球やり出したのって小1の時だよな、何でやり出したんだっけ」
「何でってあんたが急に言い出したんだよ『野球がしたい。守らなきゃならない約束があるんだ。」って』
「そーだったけ、あんがと」
守らなきゃならない約束。確かにそれは言った気がする、けど約束って何のだ。
「あ、そうそうこんな事も言ってたわね『野球をしなきゃ会えない人がいるんだ』って」
「は、誰だよ野球しなきゃ会えねー奴って」
「知らないわよ、どっかの野球選手に憧れてたんでしょ」
そう言って母はキッチンの奥へ言ってしまった
守らなきゃ行けない
翌日の部活の日、カキン。
俺の打った球は路上に飛び出してしまった、そして
『キャッ』短い女性の声
「やべ、やっちまったか」急いで声のした方へ向かった。
現場に着くと散乱した買い物袋と俺がさっき打ったボールそして散乱した物を拾う女性の姿。
「すいません」慌てて拾うのを手伝い女性に渡そうとして初めてその姿をまじまじとみた
腰まで伸びたピンクの髪、背はそこまで高くないがスラッとした足とスタイル、そして年は俺より少し上だろうがまだ幼さのかいま見える顔
俺はその人に指を向けてこう言っていた
『…ゆ、ゆ…ゆ……』
「ブゴォ」突如俺の脇腹に衝撃が走り俺は吹っ飛んだ
「人にボールぶつけておいて指を向けるって何」そう言いながら怒って女性は俺の意識と共に去っていった。
目覚めると保健室だったもう日が沈みかけている
「いってぇ~、相変わらず容赦ないなあいつ」その時自分が奇妙な事を言ってるのに気づいた
相変わらず俺は前にあの人に会った事がある!?いや、そんなはずは
「目覚めた。大丈夫?」そうこう考えてると保健室の先生に声をかけられた
「あ、はい。もう行きますんで」保健室を出て身支度をして家に向かった
「何なんだあの女、いきなりけりやがって」その夜あの女の事だけが頭に浮かんでなかなか寝れなかった。
しかし蹴られた事の不快感はなかった
数日経ったある日の日曜日偶然にもあの女が駅で路上ライブをしてるのを発見した。集客はあまり無いようだ、ってか全く無い・・・・・哀れだ。
歌とギターを個別でやったらそこそこ上手いのだかいっぺんにやると必ず歌かギターのどちらかがよれてしまう
ジロ
あ、やば!!目があった。その場から逃げようとしたが遅かった。
「あー、あんたあの時の」突然叫び出された
「よ、よぉ」あぁめんどくさい事になるよ。
「どうしてくれんだよ。あんたのボールのせいで卵が全部割れてるし野菜はゴミまみれだし大変だったんだぞ』
「いやぁ、ごめん。許してくれ」
爽やかな笑顔で笑って見せた。自分で言うのもあれだが、俺の笑顔は評判がよくこれで堕ちない婦人はいないのだ。よって俺はその道の方々に『マダム・キラー』として恐れられれいるのだ。
「いや絶対に許さない」俺の自己陶酔は一瞬にして壊された。これが世に聞く幻想殺しのイマジンブレイカーか・・・
・・・その後俺は小一時間近く説教を聞かされた
「で、どうして俺がこんな事してるわけ」
「は、あん時の罰なんだから当たり前じゃん」俺はこの前の罰としてこの女の機材を家まで運ぶ事になった
「あんたの家ってどの辺なんだ」
「夢」
「は、」
「あんたって呼ぶんじゃない私には『一宝夢』って名前があるんだから、あ3つ年上何だから【さん】をつけなさい」
「はいはい」
「はいわ一回」
「ハイ」こいつはおれのお母さんらしい
そんなこんなで夢さんの家に着いた
「お疲れ様。来週もお願いね」
「はぁ来週もやんのかよ」
「当然よ」
バタン
そう言い残してドアが閉められた
俺は絶対に手伝わないと心に誓った
一週間後
「なんでまた俺はこんな事を」
「いやぁ本当に来ると思わなかったわ」夢さんは満面の笑みだ
その後俺は何度も手伝わされた。
いつしか2人の中も友達と呼べるものになってきた。気がする。っけして主人と奴隷、気の強い妻と尻にしかれる夫なんて関係ではないのだ。
作品名:After Beats 日向×ユイ編 作家名:歌語