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「いつか」の終わりを知っている

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涙をにじませて、流れる頬を拭えず、ただ、窓から見える雪を見ている。前も、僕は、独りで寒くて、孤独だと思っていた。でも、色んな君との思い出を今も思い出して、あの時よりも更に、自分が独りなんだと実感せずにはいられない。歯牙にもかけない相手だと笑いながら、僕の心に、深く突き刺さる君と言う存在が、今は居なくなり痛くて仕方がない。こんなに痛いなら、手を伸ばさなければよかった。

「寒い…」
「寒いよ…ギル」
泣く声で出る声が僕の喉から垂れ流れているのに、気づくのに、それを止める術がない。この胸が痛くて、死ねたらいいのに。

もっと、君が、別れに、酷い言葉をくれたら良かったのに。

もっと、君が、僕の好きな通りじゃなければ良かったのに。

涙でぼやけて、白く濁る視界を、膝を抱えて顔をうずめても、誰も、もう、僕の傍らにはいない。

孤独は慣れているはずなのに、一度、温かな気持ちを知ったら、もう駄目だ。次、君に会う時に、僕はどんな顔をして君に逢ったらいいんだろうか。

降りしきる雪の中で、愛しい弟や友人に迎えられて、君が歓喜の声を上げる時、僕の中に、一つの星が消える。
そして、そんな消えゆく星を思って、こんなことを考える。

ただ、君の横で、僕も、君を迎える側に立ち、嬉しそうに笑う顔を見れていたなら、どんなにも幸福だろう。

もしも、友人にでもなれたならば、
そんな微醺にでも酔えただろうに。

そして、それが叶わぬことでも、
またあの日に帰り、
出会う事からやり直せたらと、
今ほど痛烈に思わずにはいられない。

だから、今、綺麗に舞い散る花の中で、

僕が君に上げる言葉が、


喜びに満ちていたらいいのにと


ただひたすら今は思うのだけは、許してほしいんだ。