シンデレラパロディ
シンデレラパロ
むかしむかしある所に、灰かぶりと呼ばれる娘がいました。
「ザエルアポロ!ここにまだ埃がたまっているよ!」
継母である朱蓮がシンデレラが掃除したばかりの窓のサッシを指でなぞり、指についた埃をシンデレラに見せました。
「はいお母様…」
「ザエルアポロ、お兄ちゃんはメイド服と猫耳を装着しつつお兄ちゃんの部屋を掃除しろといったろ?何故手抜きをするんだ、証拠の隠しカメラもあるんだ!」
「うるせーカス兄貴は黙ってろ!」
また姉の意地悪な行動にシンデレラは耐え、もらった猫耳を兄に装着しました。
シンデレラはこうして昼間は継母と姉に苛められ、夜な夜なひっそりと自分の部屋である狭い部屋でなく毎日です。
「くそっあいつら今に見てろ…明日の料理にはひっそりとゴキブリをすりつぶしたのをカレーにいれてやる!」
大人しいシンデレラは美しい顔を悲しげに歪め、それでも継母と姉の愚痴はこぼしません。
「ザエルアポロォォォ!私のと一緒の下睫毛装着するってどういうことおおおお!」
「ザエルアポロォォォ!今日こそは大事なところが隠せてない下着の機能を果たさない下着を着てもらうからなあああ!」
「下睫毛は地毛だよ!とりあえずカス兄は通報しましたあああ!」
そんな辛い毎日を送っていたシンデレラですが、ある日舞踏会が開かれることになり、継母と姉はそれに出席する事になりました。
「うわぁ…こんな派手な赤いドレスきなきゃアカンの…?」
継母は舞踏会に出席できる喜びに浮かれキャラが変わり、値の張るドレスを用意しました。
「お兄ちゃんはフリルのついたドレスか…なるほどこれなら体格を隠せる…!」
姉は水色のフリルの可愛いドレスです。
シンデレラは羨ましそうに二人を見つめます。どうせシンデレラには舞踏会に着ていく服もなく、留守番を命じられるのです。
「いいかザエルアポロ!君はここの留守をしっかり守りたまえ!手抜きは許さん!」
「お兄ちゃんからザエルアポロへのプレゼントだ。これを着てついてきなさい!」
「カス兄…?会話がかみ合ってない上台本にないんだけど…」
シンデレラは不思議に思いながら、姉から受け取った包みを開きます。
「お兄ちゃんが用意したオーダーメイドのスクール水着だ!さぁ着なさい着ろ着ろ着るんだああああ!」
「誰が着るか!!!!」
「のおおおおお!!!」
シンデレラは粗末な服をビリビリ破き、その間に二人は舞踏会へ行くために外に出てしまいました。
一人残されたシンデレラはめそめそと泣き始めます。
舞踏会にはイケメンで有名な王子様も出席するそうではないですか。運よく独身の王子様に見染められて、あわよくばこの国の実験を握れると思ったのに、シンデレラは残念で溜まりません。
「ナレーション!本音と建前!本音出てる!」
シンデレラがそうやってないていると、外から何やら声がしました。
「…ら、シンデレラ」
「はっ、この声は何かしら!もしかして、魔女!?」
やっと台本通りの台詞をいい、シンデレラは声のする外に出ます。
おそるおそる外に出ると、そこにいたのは、ローブをまとった一人の魔法使いとその従者でした。
「ぎゃあああああ化物おおおおおお!」
「化物とは失礼な奴だネ。いつもの化粧をしてきただけだというのに…」
「何の用だ涅マユリ!」
シンデレラは魔法使いに尋ねます。なんで貴方がそこにいるんですかと。
「くっくっく…喜びたまえ。この私直々に貴様を改造しにきてやったヨ」
「ひいいいい誰かー!」
なんと、魔法使いはシンデレラを舞踏会に連れて行ってくれるというのです。シンデレラは喜びの余り大きな声を上げます。
「ピィピィうるさいヨ。…ネム」
「はい」
魔法使いの従者は呪文を唱えると、突如シンデレラの洋服が粗末なぼろ布から美しいドレスへと変わります。またどういうわけかシンデレラは美しくメイクアップされているではありませんか!
「僕は生まれた時から美しいよ」
シンデレラは喜びますが、しかし足りないものがある事に気付きました。
「かぼちゃの馬車と白馬はいないのかい?」
「君一人にかぼちゃは必要ないだろう?一人なんだから。だから一人用の乗り物を用意したよ」
魔女が指示した先には、美しい緑色の髪、豊満な胸、均等のとれた上半身をもった馬がいました。
「友情出演中よ☆」
「ね、ネリエルゥゥゥゥ!!??」
美しいシンデレラにピッタリの美しい馬です!
「何がぴったりだよ!これ僕後で殺されない!?」
シンデレラは感激して魔女に感謝を述べようとしてとどまりますが、魔女は早く行かないと舞踏会が終わってしまうよと諭し、シンデレラは馬に乗って城に向かう事にしました。
「どうでもいいけどさっきからナレーションと実情がかみ合ってないんですけどおおお!」
「まぁまぁ、素敵な王子様が待ってるといいわね」
こうして二人はお城へと向かったのでした。
in 城
「疲れました?お母様」
水色の可愛いドレスをきた娘が母をいたわります。
「はぁ〜少し疲れたね、座ろうかな」
継母はほんの少し歩いただけで疲れたようで座ってしまいました。
「悪いか!地獄一体力のない私を連れまわすな!」
継母は姉に世間話でもしようと思い後ろを向きますが、あれ、なんで姉役がいないんだろう…?
姉を探しきょろきょろしますが、丁度その時王座の前に金髪の美しい青年が現れました!
「さぁ兄弟!俺は君を待っている!俺の胸に飛び込んでこおおおおいいい!!」
「そこかあああ!って着替え早!」
さあいよいよ王子様の登場…でしょうか!?
「ちょっあいつ何やって…私だって女性役やるくらいなら王子やりたかったわボケ!」
継母は王子様の登場に胸躍らせ、我先にと王子様に近づきます。
「くっそこのナレーションむかつく!後で覚えていなさい!」
継母が同じく王子様に近づく女性方に腹を立てていると、彼女以上に腹を立てた人物が王子らしき人物を…突き飛ばしました!
「てめぇイールフォルト!てめぇは俺の従属官だって事をいい加減に思い出してくれよおおおおおお!」
水色の髪のいかついが整った顔をした人物が金髪の残念なイケメンを殴りました!
日頃の恨みを込めたパンチ!
イールフォルトに100のダメージ!
二人は袖に退場し、城内はシーンと静まりました。
「な、なんだったの…!?」
放送事故のようです。
「さぁついたわよ、ここまででいいわね」
「ありがとうネリエル…」
高速で走る馬に翻弄され、若干ふらつきぎみのシンデレラです。まぁ、灰かぶりが馬の乗り方なんて分かるはずもありませんから(笑)
「帰りも待ってるわよ。帰りは疲れてると思うから、何か掴まれるもの用意しようか?」
「本当かい?嬉しいな」
「紐を体に巻きつけてそれを掴んでもらうのが普通だけど…紐なんか巻かれたくないから、貴方と私を固定できるように背中に 長 い 棒 を 用 意 す る けど」
「ひいいいいごめんなさいいいいいいい!!」
卑猥なネタでしたかね、ごめんなちゃーいな☆
さて、シンデレラは城に忍び込みます。
「王子様、発見!」
茶色い髪の男性を発見し、ザエルアポロは精いっぱいしおらしい態度で王子様に近づきます。
「おや…美しい女性ですね…ぜひ、私と一緒に踊ってくれませんか?」
むかしむかしある所に、灰かぶりと呼ばれる娘がいました。
「ザエルアポロ!ここにまだ埃がたまっているよ!」
継母である朱蓮がシンデレラが掃除したばかりの窓のサッシを指でなぞり、指についた埃をシンデレラに見せました。
「はいお母様…」
「ザエルアポロ、お兄ちゃんはメイド服と猫耳を装着しつつお兄ちゃんの部屋を掃除しろといったろ?何故手抜きをするんだ、証拠の隠しカメラもあるんだ!」
「うるせーカス兄貴は黙ってろ!」
また姉の意地悪な行動にシンデレラは耐え、もらった猫耳を兄に装着しました。
シンデレラはこうして昼間は継母と姉に苛められ、夜な夜なひっそりと自分の部屋である狭い部屋でなく毎日です。
「くそっあいつら今に見てろ…明日の料理にはひっそりとゴキブリをすりつぶしたのをカレーにいれてやる!」
大人しいシンデレラは美しい顔を悲しげに歪め、それでも継母と姉の愚痴はこぼしません。
「ザエルアポロォォォ!私のと一緒の下睫毛装着するってどういうことおおおお!」
「ザエルアポロォォォ!今日こそは大事なところが隠せてない下着の機能を果たさない下着を着てもらうからなあああ!」
「下睫毛は地毛だよ!とりあえずカス兄は通報しましたあああ!」
そんな辛い毎日を送っていたシンデレラですが、ある日舞踏会が開かれることになり、継母と姉はそれに出席する事になりました。
「うわぁ…こんな派手な赤いドレスきなきゃアカンの…?」
継母は舞踏会に出席できる喜びに浮かれキャラが変わり、値の張るドレスを用意しました。
「お兄ちゃんはフリルのついたドレスか…なるほどこれなら体格を隠せる…!」
姉は水色のフリルの可愛いドレスです。
シンデレラは羨ましそうに二人を見つめます。どうせシンデレラには舞踏会に着ていく服もなく、留守番を命じられるのです。
「いいかザエルアポロ!君はここの留守をしっかり守りたまえ!手抜きは許さん!」
「お兄ちゃんからザエルアポロへのプレゼントだ。これを着てついてきなさい!」
「カス兄…?会話がかみ合ってない上台本にないんだけど…」
シンデレラは不思議に思いながら、姉から受け取った包みを開きます。
「お兄ちゃんが用意したオーダーメイドのスクール水着だ!さぁ着なさい着ろ着ろ着るんだああああ!」
「誰が着るか!!!!」
「のおおおおお!!!」
シンデレラは粗末な服をビリビリ破き、その間に二人は舞踏会へ行くために外に出てしまいました。
一人残されたシンデレラはめそめそと泣き始めます。
舞踏会にはイケメンで有名な王子様も出席するそうではないですか。運よく独身の王子様に見染められて、あわよくばこの国の実験を握れると思ったのに、シンデレラは残念で溜まりません。
「ナレーション!本音と建前!本音出てる!」
シンデレラがそうやってないていると、外から何やら声がしました。
「…ら、シンデレラ」
「はっ、この声は何かしら!もしかして、魔女!?」
やっと台本通りの台詞をいい、シンデレラは声のする外に出ます。
おそるおそる外に出ると、そこにいたのは、ローブをまとった一人の魔法使いとその従者でした。
「ぎゃあああああ化物おおおおおお!」
「化物とは失礼な奴だネ。いつもの化粧をしてきただけだというのに…」
「何の用だ涅マユリ!」
シンデレラは魔法使いに尋ねます。なんで貴方がそこにいるんですかと。
「くっくっく…喜びたまえ。この私直々に貴様を改造しにきてやったヨ」
「ひいいいい誰かー!」
なんと、魔法使いはシンデレラを舞踏会に連れて行ってくれるというのです。シンデレラは喜びの余り大きな声を上げます。
「ピィピィうるさいヨ。…ネム」
「はい」
魔法使いの従者は呪文を唱えると、突如シンデレラの洋服が粗末なぼろ布から美しいドレスへと変わります。またどういうわけかシンデレラは美しくメイクアップされているではありませんか!
「僕は生まれた時から美しいよ」
シンデレラは喜びますが、しかし足りないものがある事に気付きました。
「かぼちゃの馬車と白馬はいないのかい?」
「君一人にかぼちゃは必要ないだろう?一人なんだから。だから一人用の乗り物を用意したよ」
魔女が指示した先には、美しい緑色の髪、豊満な胸、均等のとれた上半身をもった馬がいました。
「友情出演中よ☆」
「ね、ネリエルゥゥゥゥ!!??」
美しいシンデレラにピッタリの美しい馬です!
「何がぴったりだよ!これ僕後で殺されない!?」
シンデレラは感激して魔女に感謝を述べようとしてとどまりますが、魔女は早く行かないと舞踏会が終わってしまうよと諭し、シンデレラは馬に乗って城に向かう事にしました。
「どうでもいいけどさっきからナレーションと実情がかみ合ってないんですけどおおお!」
「まぁまぁ、素敵な王子様が待ってるといいわね」
こうして二人はお城へと向かったのでした。
in 城
「疲れました?お母様」
水色の可愛いドレスをきた娘が母をいたわります。
「はぁ〜少し疲れたね、座ろうかな」
継母はほんの少し歩いただけで疲れたようで座ってしまいました。
「悪いか!地獄一体力のない私を連れまわすな!」
継母は姉に世間話でもしようと思い後ろを向きますが、あれ、なんで姉役がいないんだろう…?
姉を探しきょろきょろしますが、丁度その時王座の前に金髪の美しい青年が現れました!
「さぁ兄弟!俺は君を待っている!俺の胸に飛び込んでこおおおおいいい!!」
「そこかあああ!って着替え早!」
さあいよいよ王子様の登場…でしょうか!?
「ちょっあいつ何やって…私だって女性役やるくらいなら王子やりたかったわボケ!」
継母は王子様の登場に胸躍らせ、我先にと王子様に近づきます。
「くっそこのナレーションむかつく!後で覚えていなさい!」
継母が同じく王子様に近づく女性方に腹を立てていると、彼女以上に腹を立てた人物が王子らしき人物を…突き飛ばしました!
「てめぇイールフォルト!てめぇは俺の従属官だって事をいい加減に思い出してくれよおおおおおお!」
水色の髪のいかついが整った顔をした人物が金髪の残念なイケメンを殴りました!
日頃の恨みを込めたパンチ!
イールフォルトに100のダメージ!
二人は袖に退場し、城内はシーンと静まりました。
「な、なんだったの…!?」
放送事故のようです。
「さぁついたわよ、ここまででいいわね」
「ありがとうネリエル…」
高速で走る馬に翻弄され、若干ふらつきぎみのシンデレラです。まぁ、灰かぶりが馬の乗り方なんて分かるはずもありませんから(笑)
「帰りも待ってるわよ。帰りは疲れてると思うから、何か掴まれるもの用意しようか?」
「本当かい?嬉しいな」
「紐を体に巻きつけてそれを掴んでもらうのが普通だけど…紐なんか巻かれたくないから、貴方と私を固定できるように背中に 長 い 棒 を 用 意 す る けど」
「ひいいいいごめんなさいいいいいいい!!」
卑猥なネタでしたかね、ごめんなちゃーいな☆
さて、シンデレラは城に忍び込みます。
「王子様、発見!」
茶色い髪の男性を発見し、ザエルアポロは精いっぱいしおらしい態度で王子様に近づきます。
「おや…美しい女性ですね…ぜひ、私と一緒に踊ってくれませんか?」