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シンデレラパロディ

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「王子様…わたくしで良ければ、喜ん…で…」
王子は優しげに微笑みます。
「あ、藍染様…!?」
王子はシンデレラの手の甲に口付けすると、その手を取って踊りだします。
シンデレラは赤く頬を染めて、それを見た王子がまた微笑みます。
「嘘つけ!恐ろしくて真っ青だわ!」
美男美女の踊りに継母はハンカチを噛んで悔しがります。
そうやって時を忘れて踊っていると、シンデレラの着ていた服が透け始めたではありませんか!
魔法の期限が切れてきたのです!時を示す時計の針は頂点で再び重なろうとしているではありませんか!
「えっ時間制限あるの!?聞いてないよ。早く逃げなきゃ!こんな所で裸になったら兄貴に写真を撮られてしまう!」
王子様に醜い灰のかぶった服など見せたくありません。シンデレラは急いでその場から逃げだします。
「まってくれシンデレラ!」
あぁ良かった。この人は台本通り喋ってくれる」
「イールフォルトと君の裸をどちらが撮れるかかけをしているんだ!」
「しょうもなああああ!滅んでしまええええ!」
シンデレラは片方の靴が脱げて走りにくいのにもかかわらず、ダッシュで王子様のもとから逃げました。
「あぁ…シンデレラ…」
王子は悲嘆にくれますが、しかしシンデレラの残した靴を見つけ、手に取りました。
「ウルキオラ!この靴がぴったりあう娘を探し出せ!死体でも構わん!」
「御意!」
従者が去っていくのを見、王子はシンデレラとの再会を心待ちにしました。



次の日、舞踏会で疲れ切った貧弱継母と筋肉姉は王子の従者を家に上げた。
「この靴とピッタリあう娘はいるか。イールフォルト以外で」
「なんで俺以外!?」
「双子っぽいからきっとぴったりあってしまうかもしれない」
継母は差し出された靴をはいてみるが、全く合わない。
「ぬぐぐぐ」
シンデレラは古い衣装のまま現れます。
「おぉ兄弟!今日はロングスカートか、似合ってるじゃないか!何着ても可愛いけど」
「その靴、僕に貸してみたまえ」
姉の意地悪な言葉にもめげず、シンデレラは堂々とした態度でそういいます。馬との冒険や王子様とのロマンスを繰り広げ、少し大胆になったようです。
「大胆だなんて、キャ☆卑猥!」
「カス兄少し黙ってて」
シンデレラは靴をはくと、なんとピッタリ!従者は部下を呼ぶとシンデレラを城に召し上げて、王子と姫は結婚しましたとさ!
めでたしめでたし
作品名:シンデレラパロディ 作家名:ハクヨウ