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だぶるおー 天上国 王妃の日常1

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 問題ありまくりだが、刹那はスルーだ。とりあえず、休養させるつもりで、話題にはしない。
「ニール、それより、少しでも食事してください。何か食べられそうなものはありませんか? それとも食べたいものは? 」
「おいおい、ちびども、とりあえず水分だ。ほれ、飲め。」
 背後から割り込んできたアリーが、水分補給と称して、またエールを飲ませる。多少、アルコールが含まれているので、飲ませるととろんと目が解けてくる。ティエリアと刹那の声に反応して起きただけだから、それで、また夢の国に逆戻りだ。それを確認してから、ごちんごちんとアリーが、ティエリアと刹那の頭に拳骨を加えた。
「側で、ちびとひよこがきゃあきゃあ喚いたら、起きるに決まってるだろうが。静かにしろ。」
 せっかくの執事姿だが、言葉と態度は、いつも通りだ。ったく、手間のかかると、ぶつくさと文句を吐きつつ、凶悪な精霊は姿を消す。