東方無風伝 多分7
ルーミアが右手を俺に向けて翳し、力を込める。彼女の右手からは俺に向けて数本のレーザーが放たれる。
横に動いて避け、レーザーの撃ち終わりを確認。後数秒もしないうちにレーザーは消えるだろうが、それと同時にルーミアは次の弾幕を放つだろう。その前に動く。
ルーミアが放ったレーザーに沿うように走る。一直線にルーミアに向かい。
驚き後ずさるルーミア。それでも、俺はもう止まらない。止まるつもりもない。
刀を振れば、当たる距離。刀身六十センチメートルもない刀の短い間合いに少女を引き摺りこんだと同時に、刀を振った。
紫電を描いた刀は、その身に赤色の液体を滲ませる。
「――――あっ」
少女は短い声を出す。吐息とも悲鳴とも取れるような声。
それを見ても、けして止まらず。
これだけでは妖怪を逆上させるだけ。もう一撃を与える。
今度は刀を捻り力の限り振う。刀の峰で少女の頭を吹き飛ばす勢いで殴った。
ぐしゃ! と大きな強打音。刀の重さは大凡二キログラム。これだけの質量の物で頭を殴られれば、普通の人間ならばただでは済まないだろう。下手すれば死ぬ。
しかし相手は妖怪であり人間ではない。この程度、ダメージではあるだろうが人間とは比にならない程度で済むだろう。
「――――!」
悲鳴すら上げる暇も与えずもう一撃。
其処まで殴ってから、一度後方に跳んで距離を取り様子を見る。
これで諦めて逃げてくれたら良いのだが。
「……痛いわ」
少女は言う。左手で殴られた頭を押さえ、指が二、三本落ちた右手はぶら下げて。
「今帰ると言うのなら、静かに見送ってやるぞ」
「そうね、それも魅力的な案ね」
それも? その言葉に一抹の不安を抱えつつ、逃げるように説得を続ける。
「峰打ちだったから、お前はまだ生きている。次はそうはいかないぞ」
「殺さないポリシーと言うのは、良い事よ。でも、それじゃ何時か死ぬわよ」
そう言い放つと同時に、少女は現れた時の姿に戻る様に闇を展開させる。
「しまっ……!」
だが、その規模は大きくなり俺を闇へと引き摺り込んだ。
横に動いて避け、レーザーの撃ち終わりを確認。後数秒もしないうちにレーザーは消えるだろうが、それと同時にルーミアは次の弾幕を放つだろう。その前に動く。
ルーミアが放ったレーザーに沿うように走る。一直線にルーミアに向かい。
驚き後ずさるルーミア。それでも、俺はもう止まらない。止まるつもりもない。
刀を振れば、当たる距離。刀身六十センチメートルもない刀の短い間合いに少女を引き摺りこんだと同時に、刀を振った。
紫電を描いた刀は、その身に赤色の液体を滲ませる。
「――――あっ」
少女は短い声を出す。吐息とも悲鳴とも取れるような声。
それを見ても、けして止まらず。
これだけでは妖怪を逆上させるだけ。もう一撃を与える。
今度は刀を捻り力の限り振う。刀の峰で少女の頭を吹き飛ばす勢いで殴った。
ぐしゃ! と大きな強打音。刀の重さは大凡二キログラム。これだけの質量の物で頭を殴られれば、普通の人間ならばただでは済まないだろう。下手すれば死ぬ。
しかし相手は妖怪であり人間ではない。この程度、ダメージではあるだろうが人間とは比にならない程度で済むだろう。
「――――!」
悲鳴すら上げる暇も与えずもう一撃。
其処まで殴ってから、一度後方に跳んで距離を取り様子を見る。
これで諦めて逃げてくれたら良いのだが。
「……痛いわ」
少女は言う。左手で殴られた頭を押さえ、指が二、三本落ちた右手はぶら下げて。
「今帰ると言うのなら、静かに見送ってやるぞ」
「そうね、それも魅力的な案ね」
それも? その言葉に一抹の不安を抱えつつ、逃げるように説得を続ける。
「峰打ちだったから、お前はまだ生きている。次はそうはいかないぞ」
「殺さないポリシーと言うのは、良い事よ。でも、それじゃ何時か死ぬわよ」
そう言い放つと同時に、少女は現れた時の姿に戻る様に闇を展開させる。
「しまっ……!」
だが、その規模は大きくなり俺を闇へと引き摺り込んだ。



