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神楽は高杉!?

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「だってお前、一人で全部できるアルカ?料理は?キッチンに届くのカ?洗面台だって一人じゃ手も届かなかったアル。てことは、ドライヤーも手を洗うこともできないってことヨ。それにトイレとかも絶対にドアノブに届かないネ。」
「まぁ……。」
「それでも、泊まんなくていいアルカ?」
「高杉に泊ってもらいまさァ。」
「あいつが料理できると思ってんのかぁ!!」
「そうだぜ。俺だってちびの世話なんかごめんだ。」

確かに、ヤローと二人でいるより、神楽といるほうが俺としては嬉しい。だが、俺の抑えが効くかどうかだ……。
いくら小さくなったとはいえ神楽を好きなことに変わりはないし、気持は18の俺のままだからだ。
見た目は5歳くらいだが気持ちはバリバリ18だ。

「何真剣な顔してるネ。で、どっちが泊ればいいアルカ?」

ここはやっぱり・・・・・・

「神楽……で。」
「わかったアル。ちょっと荷物とかとってくるから待ってるヨロシ。じゃあ、高杉。行くアルヨ」

そう言い残し高杉と神楽は出て行った。

「はぁ~~~~……。大丈夫かねぇ。」

頼むからもってくれよ…俺の理性……。


しばらくすると玄関のチャイムが鳴った。

「総悟ぉ。神楽アルヨ。入ってもいいカ?」
「は、入ってくだせぇ!」
「おじゃましますヨー。」
「!」

なんつーかっこう!!いや、普通に私服なんだが……めちゃくちゃかわいい……

「おまえ、じろじろみるなよ。気持ち悪い」
「わ、わりぃ。」
「それより、夜ごはん食べるネ。何がいいアルカ?」
「なんでも、神楽が作れるものを。」
「よし!わかったネ!!まってろ!」

そういうと神楽は何かせっせと作り始めた。あ、いいにおいがする。

「総悟!出来たアル!座って待ってるネ!!」
「へい。」

よいs……あれ?ちょっ…

「……か、神楽ぁ。椅子に……届きやせん……。」
「あ、ちょっと待つネ。今座らせてやるからナ。よいしょ。」

あれ?今度は

「テーブルがめっさ高いネ!どうするアルカ!!……あ!!いいこと考えた!!私の膝に座ればいいヨ!!」
「え……。え!!うわっ!!」

抵抗する間もなく神楽の膝に乗せられてしまった。

「よし。食べるアル」
「うまそ……。」

テーブルの上にはオムライス、海老フライ、スープがあった。
どれもうまそうだ。

「ほら総悟。食べさせてあげるヨ。あ~ん」
「じッ自分で食べれまさぁ!!」
「イヤヨ。食べさせたいアル!!黙って食うネ!!あ~ん」
「むぅ。」

食べさせてもらうなんて屈辱だったが、食べたかったのでしょうがない。口をあけてたべた。

「どうアルカ…?」

そう上目遣いで聞いてくる神楽。
もちろん

「うまいでさぁ。」

絶品。この一言に尽きる。うまい。
神楽に食べさせてもらうペースも上がり、もうすぐ食べおわる。

すると、またもや家のチャイムが。

「あ、やっと来たアル。ハイヨ。入れヨ。」
「邪魔するぞ。」
「は……?」
「ゴメンヨ。お風呂の時に困るから来てもらったノヨ。さすがにお風呂は無理ネ……」
「とゆーわけだ。」

ま…

「まじでかぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」
「おら、食い終わったならとっとと風呂に入るぞ。風呂どこにあんだ。」
「じゃあ、高杉頼んだネ。」

高杉に後ろの襟を掴まれてずるずると引きずられる。

「風呂教えるからひっぱんな!!」

なにがうれしくて野郎と風呂に入んなきゃいけないんだぁぁぁぁぁ!!
風呂について高杉が早速脱ぎ始めた。

「おい、早く脱げ。」
「わかってらぁ!!」

――――入浴後――――
俺は落ち込んでいた。そんな、ズーンとかじゃすまないレベルで。
体が小さくなったのに比例して息子まで小さくなっていた。そしてそれを高杉にも見られた。

「あ、お帰り。総悟。……?なんでそんなに落ち込んでるネ?」
「いや…落ち込んでなんかないでさぁ…。」
「落ち込んでるヨ。ほんとにどうしたネ?」
「こいつよぉ、むす……………」
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!うっせー!!てめーちょっと黙ってろぃ!!」
「??」
「神楽、こいつの言うことは気にすんなよ。」
「?うん」
「クククッ…焦ってやがる。」
「だからっ!黙っとけって言ってんでぃ!!」
「おまえっ!!さっきからでかい声出すんじゃないネ!!うっさいアルッ!!」
「わり。」
「とりあえずもう寝るぞ。というより、寝させろ。おれはねむいんだ。」
「おれも眠ぃ。」
「私も眠いアリュゥー。もう寝るヨ~…。おやすみ…。」
「「おやすみ」」

昼寝の時と同じ配置で寝る。神楽は俺のベッドに入る前に寝てしまったためベッドまで運んだ。
おれと高杉はソファで寝た。

「おい、てめーも起きたら元に戻ってるかもな。」
「そうだといいがねぃ。」
「じゃ、おれはねるぜ。」
「おやすみんさい」

そうして間もなく眠りについた。

≪翌日≫
沖田side
眩しい光に目を覚ますと、まだ高杉と神楽は寝ていた。
あ、鏡!!急いで洗面所へ行くと鏡が……見える!!元に戻ってる!!

「やったぁぁぁぁ!!」
「なっ何事ねっ!?」
「あさからうるせぇなぁ。どうしたんだよ。」
「みてくだせぇ!!元に戻りやした!!」
「「ほんとだ。」」
「そんだけ?」
「あぁ!!もどったってことは、今日は学校行かないといけないネっ!!」
「いや、無視?」
「俺ぁ、もう家にけーるぞ。じゃあな。遅刻しねぇようにな。」
「あの…………」
「ほらっ!総悟も早く準備しないと遅刻するヨ!!」
「え、あ、はい。」
「はい、これ食べて。顔洗って。」

出された朝食をたべ、身支度をすませた。

「総悟!いくよっ!!」
「おぅ!」
「「いってきまーす!」」

END.

終わり方が変だ…。
作品名:神楽は高杉!? 作家名:のん