そうして愛をむさぼって 2
運命の分かれ道があるとしたら、人はその短い一生の中でどれだけの分岐を進むのだろう。
奇跡のようなあみだくじの果てに、何回その選択に感謝し、何回その選択を悔いるのだろう。
「国」であるわたしたちが行く道は国民の意志で決まる。
通常そこに選択の余地はなく、そしてどのような結果になっていっても悔いることはない。
悔いても仕方のない事だと、もう分かっているから。
けれども。
運良く千年もの時を生きてきた国として、私は今思う。
幼なじみの彼との間に積み重ねられてきたあみだくじを、私はどこで間違えたのだろう、と。
奇跡のようなあみだくじの果てに、何回その選択に感謝し、何回その選択を悔いるのだろう。
「国」であるわたしたちが行く道は国民の意志で決まる。
通常そこに選択の余地はなく、そしてどのような結果になっていっても悔いることはない。
悔いても仕方のない事だと、もう分かっているから。
けれども。
運良く千年もの時を生きてきた国として、私は今思う。
幼なじみの彼との間に積み重ねられてきたあみだくじを、私はどこで間違えたのだろう、と。
作品名:そうして愛をむさぼって 2 作家名:あこ