愛と友の修羅場 4
はーい、静かに~!今から修学旅行の班決めするよー」
担任のリフィル先生が教室に入ってきて教卓につく。
そんなリフィルの言葉にコレットは周りをきょろきょろする。
正直高校入って男鹿と古市と邦枝としか話したことない。
班は男子3人女子2人の班。
男鹿と古市入れても男女一人づつたりない。
そこで、コレットのところにちょっとチャラそうな男がきた。
「んーあー…班とか決まってないの?なんなら、俺と一緒になんない?」
オレンジの髪がつんつんとふさふさある男だ。
「え、いいけど…他は誰?」
その会話を耳にする古市が席を立ちコレットのところへやってきた。
「俺らもまぜて♪」
「俺ら?」
その男が聞き返すと、
「俺と男鹿もだよ!いいだろ?」
「は!?いや…」
「いいよー!」
男が「いやだ」というのより先にコレットがいいよといってしまった。
「で、でも…女子が…」
コレットが指をいじりながら恥ずかしさを隠すように古市に言う。
「あ~…そうかそうか、コレット女子の子中学時代から友達いなかったもんね!」
「ガーーーン」
あまりにもはっきりいわれてショックを受けるコレット。
でも、コレットはきょろきょろしてあまってるひとを探してみると、
廊下側の一番前の席にポツリとツインテールの静かに本を読んでいる子がいた。
コレットはすぐにそのこのところにいって話しかけてみる。
「班、一緒にならない?」
笑顔でコレットがそのこに話しかけると
「私と同じなんだね」
ボソッとその子に何かをいわれた。
「へ?な…何がかな?」
困った感じでコレットが頭を指で掻く。
「私と同じあまりものだから誘ったんでしょ?どうせそうだと思ってたよ。」
「うん!そうだよ!!だから仲良くしよう?」
意外なコレットの言葉にその子は驚くばかりだ。
でも、すぐに気を取り直して、
「あなたみたいな子、嫌いじゃないよ…。名前は?」
そのツインテールの子が本を閉じて面々とコレットと話す。
「コレットだよ☆よろしくね!」
「そう、私はマルタ。よろしく…」
「うん!じゃあ先生に班決まったっていってくるね!!」
コレットは男子たちのところに戻り、先生に伝えに行った。
「ねぇねぇ、マルタちゃんもお昼さそっていい?」
コレットが男鹿と古市にニコニコして訊く。
「いいんじゃない?邦枝先輩も多分いいって言ってくれるよ。」
「そう?そうだよね!じゃあ、先に屋上いってて!」
そういってコレットはマルタのところに行く。
「マルタちゃん!一緒にお昼しよ!」
「…マルタでいい。」
やっぱ静かな子だな、とコレットは思う。
でも、いつか心をひらいてくれると思っている。
「ま、マルタも一緒に屋上行こう!!」
コレットがマルタの腕をつかむ。
二人廊下を早歩きしてコレットが前で屋上に向かう。
「…コレット…本当の私みて、驚かない?」
「えー?そんなの当たり前ジャン!お友達だもん!!」
「そう…」
そして二人は屋上に着く。
「おまたせ♪」
男鹿と古市と邦枝はもう先に昼食をとっていた。
コレットは男鹿の隣に座り、もうかたほうのコレットの隣にはマルタを座らせる。
やはり、先に古市がマルタに話しかける。
「マルタちゃんは何か好きなものあるー?」
「男」
即答するマルタの答えにみんなかなり驚く。
「そ、そうだよね!!だ、だって私たち女だもんね!女好きな分けないよね!」
コレットがあせってマルタのフォローをする。
「じゃぁ、好きなタイプとかは?」
邦枝がマルタに質問する。
「かっこよくてちょうどいい筋肉の持ち主。」
マルタが言った瞬間みんな(最悪だ…)と思ったが口にはできなかった。
「あ!ちょうどいい筋肉の持ち主ならここにいるよ!」
そういってコレットが男鹿を指差す。
「ほぅ…でも、顔タイプじゃない。」
はっきり男鹿は言われむかついてきた。
「アハハハハハ!!マルタは性格とかはどんな人が好きなの?」
「…性格…王子様みたいなひと。」
みんなが心の中で(夢見る乙女だ…)と思ったが口にはしなかった。
意外と静かじゃなかったマルタにコレットは喜ぶ。
少しは仲良くなれたと思ったのだろう。
「そういうあなたたちはどんな人がタイプなの?」
ついにマルタが邦枝とコレットに質問した。
二人はテレパシーで、
(え!?言わなきゃだめなのかなこれ?)
(言ったほうが…いや、でも…ここでは…どうしましょう!!)
と話し合っていた。
その間に古市が突っ込み、
「俺は、可愛くて巨乳の子がいいな~!!!あ、もちろん美人でもいいよ!!」
古市の答えにみんながドン引きする。
「うざ市…きもっ…」
男鹿が古市にいつものように突っ込む。
「アハハ!!そんな都合いい人いないよ!!」
コレットが苦笑いして言う。
(よーし!!乗り切った!!古市のおかげで…よかった!)
邦枝がそう思っているとコレットが何かを気になり始めた。
「ぉ…男鹿は…どんな子がタイプなの…?」
想いきってコレットは男鹿に聞いてみた。
「…………」
男鹿が下を向いて考え始める。
皆男鹿をじっと見つめている。
男鹿が突然上を向き、口を開き始める。
「タイプ…たいぷ…た、いぷ…」
何を迷っているのだろうか。
「男鹿、無理して言うことないぞ…」
古市があきれて男鹿に言う。
「いいよ。その男に興味ない。」
マルタがぼそっと言う。
「( ̄△ ̄;)ムッ! ( ̄" ̄;) ムカッ! (▼ヘ▼#) ムカァ!! (▼皿▼#) カチーン!!」
男鹿がかなりむかついている。
「私は一人の男にしか興味ないわ。よりによってこんな童貞にほれるわけがない。」
マルタが男鹿の愚痴を言いすてた。
そのマルタの愚痴に一番反応するのはコレットだ。
「どぉ…童貞……マルタの好きな人は…違うの?」
少し顔を赤くなりながらマルタにむずむずしながら聞く。
「うん。童貞。でも、こんなやつよりどきどきする。」
「ちょっとちょっと…女の子なんだから…普通に男子の前で童貞とか
あんまりいうなよ…男鹿もなんかいえよ!!」
古市が男鹿をたたいて言うと
「俺は…俺は!!このとうり童貞だ!!!!」
もう、男鹿は壊れているようだ。
古市は正直もうこの場から立ち去りたいようだった。
いつもは4人で帰るが、今日が五人だ。
もちろんマルタがいるからだ。
今日は寄り道して川原に行った。
「なんか川原って落ち着くねー」
コレットが隣に座っている邦枝に言うと
「そうだね…」
なぜか、悲しい表情の邦枝。
何かあったのか、どうしたのかと不安になるコレット。
男鹿と古市は川原の川のほうで立って何か話しているようだ。
「男鹿、あのとき好きなタイプ言わなかったのわざとだろ?」
古市がまっすぐ夕日をみて男鹿にさっきのことを聞いてみる。
「好きなタイプなんてねぇ。好きなやつは一人だけだ。」
「なんだよ、かっこつけてんじゃねぇーよ!!どうせ、まだまだ距離は縮まって
ねぇくせによ!!」
「あぁ。今からゆっくり縮めていっても遅くない。」
「そうか…」
いつのまにかに男鹿と古市の間にマルタがいた。
それに気づく古市と男鹿は飛び跳ねるように驚く。
「えぇええ!?いまの会話聞いてた!?」
コクリ、とうなずくマルタ。古市はがっくりと肩を落とす。
担任のリフィル先生が教室に入ってきて教卓につく。
そんなリフィルの言葉にコレットは周りをきょろきょろする。
正直高校入って男鹿と古市と邦枝としか話したことない。
班は男子3人女子2人の班。
男鹿と古市入れても男女一人づつたりない。
そこで、コレットのところにちょっとチャラそうな男がきた。
「んーあー…班とか決まってないの?なんなら、俺と一緒になんない?」
オレンジの髪がつんつんとふさふさある男だ。
「え、いいけど…他は誰?」
その会話を耳にする古市が席を立ちコレットのところへやってきた。
「俺らもまぜて♪」
「俺ら?」
その男が聞き返すと、
「俺と男鹿もだよ!いいだろ?」
「は!?いや…」
「いいよー!」
男が「いやだ」というのより先にコレットがいいよといってしまった。
「で、でも…女子が…」
コレットが指をいじりながら恥ずかしさを隠すように古市に言う。
「あ~…そうかそうか、コレット女子の子中学時代から友達いなかったもんね!」
「ガーーーン」
あまりにもはっきりいわれてショックを受けるコレット。
でも、コレットはきょろきょろしてあまってるひとを探してみると、
廊下側の一番前の席にポツリとツインテールの静かに本を読んでいる子がいた。
コレットはすぐにそのこのところにいって話しかけてみる。
「班、一緒にならない?」
笑顔でコレットがそのこに話しかけると
「私と同じなんだね」
ボソッとその子に何かをいわれた。
「へ?な…何がかな?」
困った感じでコレットが頭を指で掻く。
「私と同じあまりものだから誘ったんでしょ?どうせそうだと思ってたよ。」
「うん!そうだよ!!だから仲良くしよう?」
意外なコレットの言葉にその子は驚くばかりだ。
でも、すぐに気を取り直して、
「あなたみたいな子、嫌いじゃないよ…。名前は?」
そのツインテールの子が本を閉じて面々とコレットと話す。
「コレットだよ☆よろしくね!」
「そう、私はマルタ。よろしく…」
「うん!じゃあ先生に班決まったっていってくるね!!」
コレットは男子たちのところに戻り、先生に伝えに行った。
「ねぇねぇ、マルタちゃんもお昼さそっていい?」
コレットが男鹿と古市にニコニコして訊く。
「いいんじゃない?邦枝先輩も多分いいって言ってくれるよ。」
「そう?そうだよね!じゃあ、先に屋上いってて!」
そういってコレットはマルタのところに行く。
「マルタちゃん!一緒にお昼しよ!」
「…マルタでいい。」
やっぱ静かな子だな、とコレットは思う。
でも、いつか心をひらいてくれると思っている。
「ま、マルタも一緒に屋上行こう!!」
コレットがマルタの腕をつかむ。
二人廊下を早歩きしてコレットが前で屋上に向かう。
「…コレット…本当の私みて、驚かない?」
「えー?そんなの当たり前ジャン!お友達だもん!!」
「そう…」
そして二人は屋上に着く。
「おまたせ♪」
男鹿と古市と邦枝はもう先に昼食をとっていた。
コレットは男鹿の隣に座り、もうかたほうのコレットの隣にはマルタを座らせる。
やはり、先に古市がマルタに話しかける。
「マルタちゃんは何か好きなものあるー?」
「男」
即答するマルタの答えにみんなかなり驚く。
「そ、そうだよね!!だ、だって私たち女だもんね!女好きな分けないよね!」
コレットがあせってマルタのフォローをする。
「じゃぁ、好きなタイプとかは?」
邦枝がマルタに質問する。
「かっこよくてちょうどいい筋肉の持ち主。」
マルタが言った瞬間みんな(最悪だ…)と思ったが口にはできなかった。
「あ!ちょうどいい筋肉の持ち主ならここにいるよ!」
そういってコレットが男鹿を指差す。
「ほぅ…でも、顔タイプじゃない。」
はっきり男鹿は言われむかついてきた。
「アハハハハハ!!マルタは性格とかはどんな人が好きなの?」
「…性格…王子様みたいなひと。」
みんなが心の中で(夢見る乙女だ…)と思ったが口にはしなかった。
意外と静かじゃなかったマルタにコレットは喜ぶ。
少しは仲良くなれたと思ったのだろう。
「そういうあなたたちはどんな人がタイプなの?」
ついにマルタが邦枝とコレットに質問した。
二人はテレパシーで、
(え!?言わなきゃだめなのかなこれ?)
(言ったほうが…いや、でも…ここでは…どうしましょう!!)
と話し合っていた。
その間に古市が突っ込み、
「俺は、可愛くて巨乳の子がいいな~!!!あ、もちろん美人でもいいよ!!」
古市の答えにみんながドン引きする。
「うざ市…きもっ…」
男鹿が古市にいつものように突っ込む。
「アハハ!!そんな都合いい人いないよ!!」
コレットが苦笑いして言う。
(よーし!!乗り切った!!古市のおかげで…よかった!)
邦枝がそう思っているとコレットが何かを気になり始めた。
「ぉ…男鹿は…どんな子がタイプなの…?」
想いきってコレットは男鹿に聞いてみた。
「…………」
男鹿が下を向いて考え始める。
皆男鹿をじっと見つめている。
男鹿が突然上を向き、口を開き始める。
「タイプ…たいぷ…た、いぷ…」
何を迷っているのだろうか。
「男鹿、無理して言うことないぞ…」
古市があきれて男鹿に言う。
「いいよ。その男に興味ない。」
マルタがぼそっと言う。
「( ̄△ ̄;)ムッ! ( ̄" ̄;) ムカッ! (▼ヘ▼#) ムカァ!! (▼皿▼#) カチーン!!」
男鹿がかなりむかついている。
「私は一人の男にしか興味ないわ。よりによってこんな童貞にほれるわけがない。」
マルタが男鹿の愚痴を言いすてた。
そのマルタの愚痴に一番反応するのはコレットだ。
「どぉ…童貞……マルタの好きな人は…違うの?」
少し顔を赤くなりながらマルタにむずむずしながら聞く。
「うん。童貞。でも、こんなやつよりどきどきする。」
「ちょっとちょっと…女の子なんだから…普通に男子の前で童貞とか
あんまりいうなよ…男鹿もなんかいえよ!!」
古市が男鹿をたたいて言うと
「俺は…俺は!!このとうり童貞だ!!!!」
もう、男鹿は壊れているようだ。
古市は正直もうこの場から立ち去りたいようだった。
いつもは4人で帰るが、今日が五人だ。
もちろんマルタがいるからだ。
今日は寄り道して川原に行った。
「なんか川原って落ち着くねー」
コレットが隣に座っている邦枝に言うと
「そうだね…」
なぜか、悲しい表情の邦枝。
何かあったのか、どうしたのかと不安になるコレット。
男鹿と古市は川原の川のほうで立って何か話しているようだ。
「男鹿、あのとき好きなタイプ言わなかったのわざとだろ?」
古市がまっすぐ夕日をみて男鹿にさっきのことを聞いてみる。
「好きなタイプなんてねぇ。好きなやつは一人だけだ。」
「なんだよ、かっこつけてんじゃねぇーよ!!どうせ、まだまだ距離は縮まって
ねぇくせによ!!」
「あぁ。今からゆっくり縮めていっても遅くない。」
「そうか…」
いつのまにかに男鹿と古市の間にマルタがいた。
それに気づく古市と男鹿は飛び跳ねるように驚く。
「えぇええ!?いまの会話聞いてた!?」
コクリ、とうなずくマルタ。古市はがっくりと肩を落とす。