愛と友の修羅場 5
「…そうよ…しかも今日は特にね…お母さんが友達の家に泊まりに行って
いないから…やばいのよ…」
と、コレットががっかりしている。
男鹿はそんなコレットを不思議と思った。
親がいないんなら普通喜んで招待するんじゃないか、
どうしていやなんだろう、と思っていた。
ついに放課後という時間が来てしまった…
「え!?コレットちゃんの家いくの?わ、私も行きたいな~…」
邦枝が帰り道キラキラな瞳でコレットに言う。
「はぁ、そうだと思ったよ。特別いいよ…どうなってもいいならね…」
「やった~!ありがとう!!」
コレット以外が楽しみにして道を歩く。
かなり嫌がっているコレット。
何か理由があるらしいが一言もそのことを言ってくれない。
「みんな、絶対絶対ぜーーーたい!!何かあっても文句言わないでね!!
絶対だよ!!!!」
先頭にいたコレットが後ろを振り返りみんなに指差して言う。
そして、待ちに待ってコレットの家のドアの前。
何が待ち構えているのだろう…
つづく☆