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ぎとぎとチキン
ぎとぎとチキン
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【臨帝】YOSOMISO【サンプル】

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東京都豊島区池袋、の某所にあるマンション。
外観は白を基調としたモダンなそのマンションの三階に、帝人の家(というか部屋)はあった。
2LDKで一部屋を寝室、もう一つを仕事部屋として利用している。
そんな一室、仕事部屋で、帝人はパソコンに向かっていた。
特に差し迫った仕事がある訳ではないが、ある種帝人は仕事中毒の気があり、いらぬ事まで手をつけてしまうのだ。
受けた仕事は納期までたっぷり余裕を持って果たすのが、帝人の方針だ。
何かあって修正する事になっても焦らなくて済むし、例えば体調を崩したりしても間に合わせる事が出来るから。
現在はあると便利だなあ、と思ったソフトのお試し版を作ってみたりしている。(ちなみにお試し版は無料ダウンロード形式)
キリの良い所で時計を見てみれば、既に四時を少し過ぎた時間だった。
そういえば、昼を食べ損ねている、と思い出してみたが、然程空腹を感じないし、作るのも面倒臭い。
コーヒー(インスタント)で良いか、と掛けていた眼鏡を外し立ち上がった所で、机の端に置いてあった携帯が鳴った。
メロディでも何でもない、初期設定のままの着信音。
その無機質な音は数秒で止まり、メールであった事を知らせた。
特に指定着信の設定をしていないので、画面を見るまで誰からのものか分からない。
帝人は携帯を取って確認しながら部屋を出る。
差出人の名前は折原臨也、と出ていた。

「臨也さん…?」

帝人の記憶が正しければ、臨也には一昨日会ったばかりだ。
確かに帝人にメールを送信してくる相手は、青葉、正臣に次いで多い方だが、臨也はメールよりも電話が多い。
メールの方が手軽だろうに、とは思ったが口にしないでいると、帝人の疑問を読んだのか「声が聴きたいからね。」と言われた。
臨也はあの日以来、真剣な告白こそして来ないが、時たまサラリと好意を伝えてきて、それが何だか帝人には面映ゆい。

***

他は本編をお楽しみに。して…下さると、嬉しいです。