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日照ラテ粉
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novelistID. 26877
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続合鍵問題タイロンさん

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「・・・じゃあジグ、お前、
 結局売り言葉に買い言葉で・・・俺達のことは誰に知られてもおかしくないことに・・・?」
「・・・かもな」
「!!・・・」ファズは膝から崩れ落ちそうになった。
「・・・俺は謝らないからな。
 ファズ、そこまで落ち込むようなことか?」
「ジグ」
「俺は・・・タイロンに負けるのが嫌というだけであんな事言ったわけじゃない。
 お前だって昨日は、誰に何を言われたって平気だって、そう言いながら俺を抱いて」
「うっ・・・」
「・・・俺の中に三回も出したくせに」
「っおい!」ファズは目を吊り上げて手を伸ばし、ジグの口元を掴んだ。
「そんな下品なことを言うのはこの口か!?」
「・・・はなへ」
「全く・・・ああ、そうだ。
 誰に知られたって、どんなこと言われたってな、
 お前とこうして一緒にいられることに比べたら・・・・!」
「んっ・・・・」
変形させられている口に、ファズの唇が押しあてられた。

―――本当はタイロンが、誰彼構わず言いふらすようなことはしないことぐらい、自分には判っている。
それなのにわざとファズを不安にさせるような言い方をして、ファズを煽って。
「んんっ!」
ファズの両手が頭の方へまわり、息が止まるくらいに強く唇を吸われた。
ジグの唇をついばむ様に何度も動いてから、息がかかるほどの近さでファズの唇がささやく。
「おまえが一番好きだ」
・・・その言葉が聞きたかった。
深さを増していく口づけの中、ジグは微笑む。
本当に、何度聞いても飽きない。