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かなや@金谷
かなや@金谷
novelistID. 2154
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【臨帝】Godiva【サンプル】

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「もう、なに言ってるんですかっ そんなこと言わないで下さいよ」
 冗談でもないと、口を尖らせる帝人の頬を軽く臨也は突くが、その指先をあしらいながら帝人は言葉を続けた。
「そんなことよりも、もしかしたら僕を使って臨也さんを……」
「そういうのもあるかもね……」
 帝人にとっては最悪の想像なのだが、害されるであろう本人はあっさりとそのことを受け入れている。彼にとっては日常的なことなのかもしれないが、自分のせいで誰かが傷付くことを考えたくはなかった。
「まあ、帝人君は俺のモノですよって教えてあげるのもいいかもね。指を咥えて見てなさいって……ね」
「えっ?」
 帝人の視界が一瞬にし暗闇に包まれ、その正体を確かめる前に回された臨也の腕に腰を掴まれ引き寄せられた。柔らかく暖かい膝の上に座らせられると漸く自分の視界を奪っているものの正体が臨也のコートだと気付いた。
「なにするんですかっっ」
 起き上がろうと暴れる帝人を力強く抱き寄せると、剥き出しの首筋に臨也は顔を埋めた。
「ナニってねぇ、見せつけようって言っただろう?」
「だから、見せつけるってっっ」
「最低なのぞき野郎に、帝人君は俺のモノだって教えてやるさ」
 深く臨也は帝人を抱え治すと、首筋に埋めた顔を上げ帝人を見つめながらこう囁いた。
「協力するよね? 帝人君」