こらぼでほすと 闖入10
オーヴと歌姫が繋がっていることは、公式にも有名だ。だから、そういうものは、そういう方法のほうが不審ではない。そこには重要なものは含まれていないからだ。MSに関連したものでも、汎用型の工業用のMSの部品としてなら問題はない。
「トダカさんから補給物資のリストは貰ったが・・・確かに、そういうものは、その方法が無難だろうな。」
「エターナルで宇宙に上げるものは、そのリストから外してくれればいいでしょ? プラントのほうは、うちのドックにもストックできるし。」
「民間船を一隻チャーターしておくか。それなら運用もできるな。」
エターナルに載せるMSは、オーヴのものとプラントのものだから、どちらの部品も必要になる。それらの配給さえ確保できれば、宇宙での作戦行動も展開しやすい。
「場所は、そういうことでいいか? 」
「うん、それでいいと思う。・・・一年ぐらいあれば、ある程度のストックはできるから・・・刹那たちの救助は可能だと思う。」
組織のMSを破壊されないために、キラたちもこっそりと動く予定だ。それは、あと一年ほどしか余裕がない。それまでに、こちらも準備を終わらせておく。
作品名:こらぼでほすと 闖入10 作家名:篠義