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神柱と補佐官と大時計

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臨也がまだ人間界で暮らしていた頃の恋人に帝人くんがそっくりで、
神柱として連れてこられた帝人くんをみて最初は色々とまどったり。
その恋人は流行病で亡くなっているんだ・・・。

帝人くんはそうやって側で支えてくれる臨也をいつの間にか好きになっていて。
でも、神柱は誰かを好きになってはいけないから、
神柱としての責任と葛藤に心をすり減らしてしまう。
とうとう、神様から忠告というかお言葉を頂いてしまって。

「そなたの心惑わす者を殺してしまえば、その心は移ろわぬであろう」

臨也が自分が心寄せてしまった所為で殺されてしまう。
そんな身勝手なこと、自分自身が赦せなくて。
だから帝人は自分から退位を申し出るんだ。
退位することは死を意味すること。
でも自分の命よりも臨也に生きて欲しいと帝人くんは願うんだ。


大時計の前に、帝人くんの異変に気がついた臨也は駆けつけるんだけど。
間に合わず、帝人くんは臨也にふわっっと笑った後その場に倒れてしまう。
臨也は身体を滑り込ませて、なんとか帝人くんの身体を打ち付けないようにした。
どうしてとか、なんでとか、疑問と後悔と悲しみがない交ぜになって、
臨也の目尻から熱い雫となって出てくる。

「どうして奪う!俺の大切な者をどうして奪う!
 こんなにも俺はお前達神に仕えてきたというのに!」

臨也は大時計に向かって、神様達に向かって吠える罵る。

で、

大時計がここで動いてくれるんだ。
時計の針がくるくる反対側に回り出し、大きなどーんどーんという音を鳴らし出す。
臨也の目には、大きな金色の羅針盤がぐるぐるいくつもある時計の針がぐるぐる回転しているのが映っている。
そしてどこからか、声が聞こえてくるんだ。

「いまは無理でも、共に、同じ時代に生まれ変わらせてあげる」

神々達は大時計を止めようと力を加えるけど、大時計は止まらない。
神々の怒声が聞こえる中、大時計は静かに告げる。

「いきなさい」

臨也はそれが、行きなさいなのか、生きなさいなのか、
はたまた逝きなさいだったのか分からなかったけど、
帝人くんの身体を抱きしめてありがとう、と感謝を零すんだ。

そして時代は移り移ろい、2人はまた出会う。
池袋で・・・・
的な話を書きたかったんだけど・・・壮大すぎて・・・^q^

誰か書いてくれると・・・信じてる・・・