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如月ヒメリ

novelistID. 13058

「好きだと思った」

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高緑

好きだと思った。好きで好きで仕方なくて、どうしようもなくなるほどに。
何でもできると思った。死ぬことさえ怖くないと思った。
思いを伝えれば、真っ赤になって拗ねたようにそっぽを向いて。
囁くより小さな声で「オレもなのだよ」と。
嬉しくて嬉しくて、壊れてしまいそうだった。
――真ちゃんのためなら、オレ、

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作品名：「好きだと思った」　作家名：如月ヒメリ