良い人
「大体わかりそうなものだろ・・・?」
わかりませんって言ったら昴治に説教された。
『良い人』だから殺しかけた自分の傍にもいてくれるのだと思っていたといったらさらに、首まで締められた。
いくら良い人でも、命かけてまで人のことを救ったりしない!
なんて言われた。
言われて初めて『ああ・・・確かにそうだなっと』思えた。
でも、昴治なら相手が他の誰かでも行ってたよ・・・っとも思う。
それでも、自分の時にきてくれたという事は
『例えば・・・・』
の中には確実に自分もカウントされていて、昴治のなかではその中でもワンランク上らしい。
なら、この『良い人』を『俺以外には良い人』にしてしまおう。
わがままを言ってくれるような、ただの良い人でない昴治に・・・。
「ダイスキッスよ~っvv昴治君!!」
「だ~引っ付くなって・・・。」
「いやです~~~。イクミ君はこれから昴治君から離れません!」
「うわ~・・・俺なんでこんなの好きになっちゃったんだよ・・・。」
「あ!ヒド!昴治君ひどい!こんなのって言った!」
「酷くありません~。大体イクミに今更とりつくってもしょうがないって・・。」
あ・・・。
なんだ・・・
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END