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葉月しおん
葉月しおん
novelistID. 28858
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英雄、ミッドチルダに降臨す3

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 政宗と小十郎がこのミッドチルダに降りてきた時と同じ頃、ミッドチルダのビルの屋上に光が降りてきた。光の中から現れたのは、長い髪を結い、赤い鉢巻きと戦装束を身につけた青年と、赤褐色の髪に迷彩柄の衣装を身に付け、顔には緑色のペイントが描かれている忍が姿を表す。
 青年の手には二本の槍、忍の腰には大きな手裏剣があった。
 青年と忍は目を覚ましてゆっくりと体を起こし、辺りを見渡した。

「佐助……ここは一体……?」
「うーん、俺に聞いても分からないねぇ……。でも、景色とか空とか見てると、日の本じゃないのは確かだね」

 見渡す限り景色を見ながら淡々と今彼らが居る場所は明らかに日の本ではないと言い当てる佐助。注意深く警戒しながら青年に忠告する。

「大将、むやみに動いたら危ない……って大将!?」

 ……が、佐助の忠告を無視して屋上であるにもかかわらず、青年ー真田幸村は前進して飛び出した。しかし、幸村の足は宙に浮いており、地面がないことに気づき、幸村は断末魔「ござぶーん!」を高らかに上げて、そのまま屋上から落下した。

「……って言ってるそばからもうやっちゃってるし! もう! 大将! 俺の話聞いてよね!」

 落下する幸村に対して文句を言いながらも佐助は幸村の後を追って屋上から飛び降りた。

(大将ったら無茶ばっかりするからその結果がこれだし!)

 

 しかし、幸村と佐助も知らなかった。この世界に家康がいるということを――




やがて家康はフォワードチームの隊長に加わり、彼女達の師となる――