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無未河 大智/TTjr
無未河 大智/TTjr
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仮面ライダーW episode Dragoon

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第二話 Dの新参者/幻想のライダー



「さあ、お前の罪を…数えろ…!」
「罪を数えろ?ハッ、笑わせる」
刃物を模しているドーパントは笑った
「いまさら数え切れるか」
「風麺屋台を襲ったのはおまえか?」
「何のことやら…」
「お前か?」
今度は少し語勢を強めていった
「…ああ、確かに、俺だ。あの屋台は、でかいなるとだけが売りの癖にそれだけで風都一の座を…!」
やはり…か
龍介は心の中で独語した
となると、このドーパントは料理関係の仕事についているということか…
「とりあえず、こいつをやらないとな…」
刹那、龍介はドーパントに飛び掛った
「うぉりゃあ!!!」
そして相手に青い炎をまとった強烈なパンチを加える
「ぐぅ…」
瞬間、ドーパントは背中から包丁を模した刃物を出した
そしてそれで切りかかる
それを紙一重で避ける
「まあ、刃物には刃物と炎だよな」
龍介はまた新しいメモリを出した
『Phoenix』
ガイアウィスパーはそう告げた
そのメモリに、翔太郎とフィリップは驚いた
まだメモリがあったとは
そんな感情だ
「…灼熱の記憶か」
フィリップは静かに独語した
そして龍介は、ドラグーンメモリを抜き、フェニックスメモリを挿入する
次にドライバーを展開する
ちなみにこの二つのメモリの端子は赤だ
すると龍介の足元に橙色の炎が起き、それが彼の体を包む
そしてスーツを形成する
スーツが形成完了したとき、炎がまわりに飛び散った
その炎は、ドーパントに少なからずダメージを与えた
「行くぜ…!」
今度は橙色の炎をまとったキックを食らわせる
「ぐおおおお!!」
そして吹っ飛んだドーパントが刃物を振りかざす
刹那、とっさに背中から出した何かで龍介は受け止める
…フェニックスカッター
フェニックスメモリ専用の近接戦闘武装
見た目フェニックスの形を模しており、両方の羽がカッターである
使うときは片方の刃を持つ
ちなみにマキシマムスロットは本体の中心に横に並んで二本ある
「うおお!!」
そして二つの刃物が交差する
しかし、若干龍介が押している
そのとき龍介は蹴りを入れた
炎をまとったキックはドーパントをまた飛ばした
そして隙を見せず詰め寄って切り込む
何度も、何度も
「さーて、そろそろかな…」
龍介はメモリをドライバーから抜いた
そしてフェニックスカッターのマキシマムスロットに挿入する
『Phoenix MaximumDrive』
浩介はカッターを構えた
「はあ!!」
そしてそのカッターをブーメランみたくな投げる
カッターは軌道に乗り、ドーパントを切り裂いていく
そして相手に詰め寄り、帰ってきたカッターをキャッチし、ドーパントの目の前で構える
「フェニックススラッシュ!!」
そう叫び
手に持ったカッターで下から切り裂く
「ぐおう…」
ドーパントは盛大に爆発した
そして使用者の体からメモリが排出された
そのメモリは一瞬『Knife』といい、ブレイクした

そしてその使用者は、ドーパント犯罪者として逮捕された
しかし…
「ええ!?あのドーパントじゃない!?」
翔太郎は心底驚いた
風麺のおやじが、屋台を襲ったドーパントはさっき龍介が倒したドーパントではないと言ったからだ
「じゃ、じゃあ一体誰が…」
「えーっと、確か…『我が名はブレイブ』って言ってた気がしたんだけどなぁ」
「ブレイブ…か。フィリップ、亜樹子、先帰っててくれ。龍介と、ウォッチャマンたちのところ行ってくる」
「ああ、分かった。亜樹ちゃん、行こうか」
「う、うん」

「つーか、何で俺連れてきたんだよ」
「いいだろ。おまえも、よく協力してもらうことになりそうだし…」
しかしながら龍介は文句を言いつつもついてきている
「さて、待ち合わせの場所だ」
そこにはすでに4人そろっていた
彼らは各々自己紹介する
名前だけでも紹介しておこうか
クイーン
エリザベス
サンタ
ウォッチャマン
そう、彼らは風都イレギュラーズ
まあ、彼らがその名で呼ばれているのを知っているかどうかは定かではないが
そして龍介も、仮面ライダーであることを除いて自己紹介する
「話はさっき言ったとおり。なんか知ってることは無いか?」
「いつもどおり、高校生ルートで調べてみたけど、ブレイブって名前で通ってるやつは、『リクレイム』って組織にいるようだよ」
そう話したのはエリザベスだ
「ちなみに、そのブレイブってやつはその組織の幹部だって」
「それでさ、その『リクレイム』を調べたらさ、ミュージアムを再建するとか何とか…」
「つまり、ガイアメモリ関係ってとこか」
「OK、じゃあ、早速相棒に連絡だ」
翔太郎は携帯(スタッグフォン)をだして、相棒に連絡した
「んじゃ、ありがとな」

そして、翔太郎たちは事務所に戻ってきた
「すでに検索結果は出ている」
「話が早ぇな、フィリップ」
「ああ。ちなみにリクレイムについては、キーワードが足りなかった」
「そんじゃ、誰だかわかったか?」
フィリップは、「ああ」といい、ホワイトボードにそれを書き記した
「名は"栗本章(くりもとあきら)"。風麺屋台のマスターの知り合いだ」
「何でそんなやつが…」
「理由は明白だ。栗本章も、風都で屋台を営業している。おそらく、それが理由だろう」
つまり、知り合いであり商売敵である風麺の屋台をつぶして、自分を風都一にしたかったのだろう
「そうか…じゃ、いくか。また、別の屋台を狙うやもしれん」
「ああ。作戦は、前と同じで良いね?」
「ああ。ちょっと、変えるけどな」

風麺は営業していた
そこには3人の客がいた
女子高生
制服警官
そして、工事現場の人だ
傍からみれば、何の変哲も無い
そこに現れた
足ほどの長さの剣を携え
あちこちに炎を模していると思われるドーパントが
そう、彼こそがブレイブ
栗本章だ
「ぐぅ、また営業を…。これではボスに咎められるではないか…」
そういいつつ抜刀する
「おーっと、そこまでだ」
そこに彼らは出てきた
翔太郎は風麺の店主として
フィリップは工事の人として
龍介は制服警官として
亜樹子は女子高生として
そして翔太郎は話す
「風麺を襲った野郎…、ブレイブ・ドーパント」
「チィ、もうばれたのか…。ナイフの野郎め…」
この言い草からすると、あのナイフのメモリの持ち主はこいつの部下か何かか…
龍介はそう推測した
「とにかく、だ。街を泣かせる悪人め…」
そして翔太郎とフィリップは横に並ぶ
その隣に龍介もいる
そして3人は言う
「「「さあ、お前の罪を数えろ!」」」
そして各々メモリを出す
『Cyclone』
『Joker』
『Dragoon』
龍介はドライバーにメモリを挿し、腕をクロスさせて手の甲を前に向ける
そして翔太郎とフィリップは自分たちの腕で「W」を模して見えるように構える
「「「変身」」」
そして変身する
「いくぜ…!」
そして3人は飛び掛った