【Alwaysシリーズ 3】 To the dream
カーテン越しに漏れてくる朝日は少しまぶしい。
ハリーはいつものようにドラコの腰に手を回し、相手の肩口に顔をうずめて、幸せそうな顔でゆったりと眠っている。
(こんなにハリーの寝相がよくなったのは、いつからだろう?最初のころはいつも、壁とハリーに押しつぶされそうになっていたっけ)
クスリと笑う。
「ほら、ハリー。起きろよ。いい天気だ。犬の散歩にはうってつけの天気だぞ」
軽く相手をゆすると、「んっ……」とハリーは動いたけれど、一向に起きようとはしない。
逆に甘えたように肩口にほほをすり寄せてくる。
「もうちょっとだけ待って。今、とてもいい夢を見ているんだ……」
■END■
作品名:【Alwaysシリーズ 3】 To the dream 作家名:sabure