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「紫さん。来ましたよ～？。」

｢やっと来た。意識もはっきりしてるし大丈夫そうね。それじゃあ、大会の資料読んでね。」

ドサッ！

辞書並みじゃないか・・・

「えっと、何ページあるんですか？」

「２８６０くらいかしら。」

「・・・・・・・・・・・」

「そんな顔しないの。参加者一覧だけでも読んでおきなさい。」

参加者一覧・・参加者一覧・・あったあった。

「結構少ないですね。」

「それだけ集まれば十分よ。」

ﾋﾗﾋﾗ～

「顔写真まであるんですか。」

「用意いいでしょ？いちいち会ってから確認するのも面倒だと思ってね。」

｛ドタドタドタドタドタドタ！｝

「だれか好みの子でもいたかしら。」

「いやいやそんｎ・・」

パッチーン！

障子が弾けるくらいの勢いで誰かが入ってきた。

「どっから入り込んできたの！？」

とりあえず関わらない方向で逃げるか。