二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

秋の夜長のお供には

INDEX|2ページ/2ページ|

前のページ
 



「…夜って、長いよなー」
「はい?えぇ…まぁ、そうですね」
「…あの後、あんま眠れなかったんだが」
「あう…。す、すいません…」
「…で、あの噛み傷も疼いて、今日も眠れそーにない訳だ」
「え、あ、はい…?」
「……解るな?」
 じろり、と睨まれ、瞬きを二、三度。
 それと共に、緩む顔も自覚しながら。
「はいっ!!横島さんっ♪」
「…満面の笑みで答えんじゃねー」
 ぷいっ、と背けられた頬に朱が差しているのを見てとって、ピートの顔は益々緩み。
「次は身体ごと頂きに参りますねっ!!」
「調子に乗んなぁっ!!」



 ──────秋の夜長のお供には。
 半吸血鬼を一人。
 勿論、貴方限定で。

作品名:秋の夜長のお供には 作家名:柳野 雫