泣かない・・・・
（兵）「させない！」
兵太夫は、相手のスピードと同じくらいの速さで、三治郎に向けていた。攻撃を止めた。
だが、兵太夫の一瞬をついた。
兵太夫は倒れた。
（伊）「兵太夫！くっ！」
次は、伊助が挑んだ。
（伊）「うわっ！・・・・くっ！やー！」
その時、私達も戦いの場所にたどりついた。
（庄）「伊助！」
しかし、私達が来た時には、伊助はボロボロだった。
（？）「大丈夫だ。殺しはしない・・・だが、とどめだ！」
（庄）「やめろ――――――――！」
私は、伊助に向けた相手の攻撃を止めた。
いつも冷静な私も大親友の友達を見て怒りがこみ上げた。
（庄）「許さない・・・・・お前を許さない・・・！」
（伊）「庄ちゃん！まって！狙われているのは・・・・」
私は、伊助の声が聞こえなかった。しかし、伊助の声を聞かなかった私のせいで、素早く動いた忍者が後ろにいた。三治郎を気絶させ、三治郎を抱えて消えてしまった。
（庄）「待て！」
（金）「庄左ヱ門！無理だ！」
僕は必死に追いかけようとしたが、金吾に止められた。
（庄）「そんな！放して金吾！よくも伊助を！三治郎を返せ！くそっ！」
（金）「庄左ヱ門、今行ってお前が捕まってしまったら、誰が三治郎を助ける。誰が、伊助を守る！庄左ヱ門・・・・・わかってくれ」
（庄）「きん・・・・ご・・・？」
金吾は泣いていた。私はびっくりした。一年は組みのなかで一番クールで一番泣かなそうな金吾が泣いていたのだ。
（金）「俺は・・・・・・俺は・・・・・」
（庄）「金吾・・・・・ありがとう。私、目が覚めた。ごめん・・・・金吾。」
（金）「庄左ヱ門・・・・・」
そして、プロ忍者では、
（忍）「これで、五人目・・・・次は・・・・・・笹山兵太夫・・・・フフフフフ」
そして・・・・・
（き）「これでもう、五人目か・・・・・・」
（兵）「俺、一人でも行く！三治郎を助けに行く！」
（金）「無理だ。お前さっきプロ忍者に勝てなかっただろう。」
（兵）「あれは・・・・・・・」
（団）「じゃあ、このまま皆が捕まるのを待つのかよ！俺はいやだぜ、俺も皆を助けに行く！」
（伊）「庄左ヱ門・・・・・どうする・・・？」
（庄）「・・・・・・・・行く・・・・・」
（金）「庄左ヱ門。わかっている？誰もあの忍者にかなわないんだよ？」
（庄）「わかっているよ・・・・でもさ・・・このままこうしていても何も解決しないし・・・・・それに、金吾さっき言ってくれたでしょ。誰が三治郎を助けるんだ！って・・・・・」
（金）「それは・・・・・」
（庄）「お願い・・・金吾も力を貸して・・・」
（金）「・・・・・わかった。」
（庄）「よし！出発は、今日の夜。先生達が寝ている時だ。」
（兵）「敵はやっぱり一人？」
（庄）「違う・・・・・・敵は二人か三人ぐらいいる。この間、一瞬で移動したと思われた時に、何かが違った。」
（金）「そうか・・・敵は変装名人・・・・」
（庄）「変装・・・・・・？」
（団）「どうした？庄ちゃん・・・・」
（庄）「いや、何でもない・・・・」
（伊）「でっ？作戦は？」
（庄）「二手に分かれる。私と金吾ときり丸、兵太夫と団蔵と伊助・・・・これで行く」
そして、夜・・・・
（庄）「気配を消せよ・・・・行くぞ・・」
（兵）「ああ、」
そして、私達は忍術学園を出て、二手に分かれて進んだ。
（庄）「・・・・・・」
（金）「庄左ヱ門・・・？どうした？」
（庄）「えっ？何で？」
（金）「庄左ヱ門・・・・・・・ずっと下向いている。」
（庄）「なんでも、ないよ。ただ・・・」
（金）「ただ・・・？」
（庄）「伊助が心配で・・・・・」
（金）「大丈夫。伊助は火薬の天才。何かあったらすぐに狼煙を上げるだろう。」
（き）「おい、あれ・・・・狼煙じゃないのか？」
（金）「んっ？」
私がその時見たのは、狼煙だった。
（庄）「金吾！きり丸！」
（金）「ああ」
私達は急いで伊助達のもとに向かった。
私達がついたときは、兵太夫が捕まっていた。
団蔵達は、気を失っていた。
（庄）「まて！」
私は、敵を追いかけた。
（金）「庄左ヱ門！」
金吾が止めようとしてくれたけど間に合わなかった。
私は、忍者を追いかけた。そして、ついた場所は、そんなに大きな家ではなかったけど、実験室みたいなところだった。
（庄）「何だ・・・・ここ・・・・」
私は、急いで、金吾達の所に戻った。
（金）「庄左ヱ門！無事か！」
（庄）「うん。」
（き）「敵の居場所わかったか？」
（庄）「うん・・・実験室見たいな所だった・・・」
（金）「実験室・・・・・」
（団）「んっ・・・・」
（庄）「あっ！団蔵。」
（団）「兵ちゃんは！」
私達は言いにくかった。金吾が静かに・・連れていかれた・・と答えてくれた。
（団）「くそっ！すまない！みんな。兵ちゃんを守れなかった。」
（庄）「団蔵のせいじゃないよ。」
（金）「ああ、」
（き）「それより、これからどうする？行くか？実験室・・・」
（庄）「うん、みんなを助けに！」
伊助も起きて皆で動き出した。
そのころ、プロ忍者は・・・
（忍）「これで、六人目・・・・次は・・・・・摂津のきり丸・・・フフフフフ」
そして・・・・私達は実験室についた。
（庄）「あの忍者に、この人数で手分けをするのは危険だ。次は、みんなで一緒に行く。」
（き・金・伊・団）「了解・・・」
私達は気配を消して動き出した。
その時、少し気配を感じた。
（忍）「・・・・・・行くぞ。」
プロ忍者は、生きよいよく、きり丸に向かって、攻撃をしてきた。
私と団蔵と伊助ときり丸は、イキナリ過ぎて全然動けなかったけど、金吾だけは違った。素早く相手の攻撃を止めた。きり丸を守った。
（き）「ありがとう。金吾・・・・」
（金）「ああ、」
そして金吾は、プロ忍者にきりかかった。
驚いたのは、プロ忍者と金吾が互角に戦っていたことだ。
（庄）「金吾・・・・凄い・・・」
戦いは長く続いた。プロ忍者も少し焦っていた。
（忍）「くそ！これじゃあ、動けない・・・・・やるな、気様」
（金）「戦いのときにゴチャゴチャしゃべるな！」
金吾が、とどめの一撃を与える時に、相手が・・・・
（忍）「くそっ！」
と言って、去って行った。
（金）「お前ら、ケガはないか？行くぞ・・・」
（庄）「金吾凄い・・・・・」
（団）「あの、忍者と互角に戦うなんて・・・・・」
そうして、また私達は歩きだした。
その時プロ忍者は・・・・・
（忍）「くそ・・・・・強すぎる。・・・・・だが、諦めない・・・」
そして、私達は、歩いていると、ある所についた。捕まっている、は組が保管されている所だ。酸素マスクみたいなのをされて水の中に入れられていた。
（庄）「みんな！」
（き）「こりゃ、何だ・・・・」
その時後ろから声がした。
（忍）「君達も今からあの中に入ってもらうんだよ。」
（団）「なに！ふざけんな！」
（き）「そうだ！俺達は今からこいつらをここから、出してやるんだ！」
二人はキレたようにプロ忍者に襲いかかった。しかし、一発で決着がついた。相手が強すぎた。
きり丸を先にあの水の中に入れられた。
そして、団蔵も入れられた。