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君の涙

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いま、俺達は、屋上でご飯を食べている。
(鳳)「若のお弁当美味しそうだね。」
(日)「・・・食べるか?」
(鳳)「いいの!」
鳳は、目を、輝かせながら日吉のお弁当箱に入っている卵焼きを取って食べた。
(鳳)「おいしー!さすが若のお母さん」
(日)「お弁当は、いつも俺が作っているんだけど・・・」
(鳳)「嘘!」
(日)「嘘ついてどうする・・・・・」
鳳は、びっくりした顔で日吉の顔を見ながら、目を輝かせていた。そこに、屋上にたくさんやってきた。跡部さんと忍足さんと向日さんと宍戸さんと芥川さんだった。もちろん樺地も、跡部さんの隣にいた。
(跡)「やっぱりここにいたな」
(忍)「おっ!日吉!お弁当、豪華やね~」
(岳)「いいな!くれ!」
(日)「いいですよ・・・・」
岳人は、ニコっとした顔で、日吉のおかずをもらった。
(岳)「サンキュー!」
(芥)「・・・・・・・・・・・・・お休み~」
(日)「ちょっと、芥川先輩!こんな所で寝ないでください!」
だけど、ジローは、とっくに寝ていた。そして楽しい食事の時間は、終わった。部活が始まった。俺達は、テニス部だ。三年生は、引退いて日吉が部長になり、鳳が副部長だった。
(日)「おい!長太郎!」
(鳳)「何?」
日吉は、鳳を呼んだ。
(日)「ちょっといいか?」
日吉は、部室に鳳を呼んだ。そこには、跡部さんたちがいた。引退した正レギュラーだ。
(鳳)「日吉・・・・これは、いったい・・・」
(日)「俺も知らない・・・・跡部さんたちに呼ばれただけで何も言われてないからな」
鳳と日吉は、もちろん樺地も呼ばれていた。
(跡)「・・・・・言いにくいんだが・・・・・お前らにもバトルロワイヤルに、参加してもらう・・・」
日吉たちは、呆然とした。忍足さんたちもかなしい顔で、日吉たちを見ていた。
(日)「それって、何時から・・・」
(跡)「明日からだ・・・」
次は、長太郎が質問した。
(鳳)「他の学校からも来るんですか?」
(跡)「他の学校からは、青学、立海、四天王子が、来るらしい・・・」
そして話が終わり帰り道・・・・
(鳳)「何で!何で!」
(日)「もう、どうしようもないんだ・・・・・」
鳳は、泣きながら、日吉に手を振って別れを告げた。それが、最後の別れになるかも知れないと、日吉も鳳も心に思いながら・・・そして、当日
(?)「これから皆さんには、殺し合いをしてもらいます。そこで私たちが決めたペアーで一緒に行動してもらいます。もちろん、その人を裏切ってもいい!もちろん協力してもOKです!ちなみに全然殺し合いが進まない時には、こちらから兵隊をどんどん送り、殺される運命になります!だから、ちゃんと殺し合ったほうがいいですよ~。では、開始します!」
跡部は手塚、忍足は白石、向日は菊丸、宍戸は仁王、芥川は丸井、鳳は日吉、樺地は河村と、ペアーだった。
(?)「レデイー!GO!」
日吉たちは、洞窟に隠れていた。
(日)「お前がペアーでよかったぜ・・・・殺されんなよ!長太郎・・・」
(鳳)「わかっているよ・・・・日吉もね。でも、これからどうするの?」
(日)「俺は、このバカなことを考えた奴を止めに行く・・・・」
日吉の道具は、刀と拳銃だった。
(鳳)「日吉の殺しアイテム・・・危険だね・・・」
(日)「お前は、別の意味で使えるよな・・・」
鳳は、敵の探索レーダーと、毒の薬だった。
(日)「このあたりには、まだ誰も、いないみたいだな・・・よし、行くぞ!」
(鳳)「うん!」
いっぽう、跡部たちの所は、
(跡)「どうするんだ・・・手塚・・・・お前は、殺し合いに参加するのか・・・」
手塚は、こくりとうなずき答えた。
(手)「殺されそうになったらたぶん・・・・」
(跡)「俺も・・・殺すのか・・・」
(手)「お前が俺を殺そうとしたら・・・・」
(跡)「・・・・手塚俺達は、別々に行動しよう・・・・次に会ったときは殺す・・・」
(手)「・・・・わかった・・・」
二人は、別々の道を行った。
そのころ忍足・白石のペアー
(忍)「それにしても、白石なんて久しぶりや~」
(白)「そうだね。東京のほうは、どう?」
(忍)「最悪や~、たこやきは、まずいし・・・・でも、」
(白)「でも?」
(忍)「テニス部だけは、最高や・・・」
白石と忍足が話をしていると後ろから、ガサガサと、音がした。そこから出てきたのは、ジャッカルの生首を持った切原だった
(白)「切原君・・・・それ、君が・・・?」
(切)「ええ、やっちゃいました・・・」
忍足は、びっくりした顔で切原の後ろを見ると血だらけで倒れている樺地と川村が見えた。
(忍)「樺地・・・」
切原は、忍足の一言に、
(切)「すみません、あなたの所の後輩も殺してしまいました。」
忍足は、涙を流す前に切原を殺そうと心で思い刀を手に持った。
(白)「辞めるんや!忍足君!」
(忍)「覚悟しいや!」
(切)「やべっ!よけられない・・・」
白石は、切原をかばって、自分が切られた。
(忍)「な・・・なんで・・・・」
(切)「白石さん・・・・・」
(白)「・・・・・・・ごめんな、」
白石は、死んだ。
(忍)「なんでや!なんでや!白石!」
(切)「・・・・・・・白石さん・・・・」
忍足は、自殺をしようとした。
(切)「忍足さん・・・・」
(忍)「切原・・・・・俺の部員は、殺すなよ・・・」
死のうとした忍足の後ろから
(?)「辞めろ――――!」
そこに現れたのは、向日と菊丸だった。今、やめろ!と、言ったのは、向日だった。
(岳)「侑士・・・・」
(菊)「岳人・・・・!白石が・・・」
(岳)「まさか・・・・侑士が、やったのか・・・」
忍足が泣きながら、向日と菊丸のほうを見た。そしたら、忍足に血が飛び散った。向日達がさっきよりびっくりした顔で忍足の後ろを見ているから、何かと忍足も後ろを見た。そこには、切原の遺体だった。
(忍)「切原・・・?」
(岳)「侑士・・・・行くぞ!」
忍足は、立って岳人達についてった。そして、小屋の中で今まであったことを説明した。
(岳)「わかった。わかったから、泣くな!侑士」
(菊)「忍足は、何も悪くない!大丈夫だよ」
(忍)「うわ――――――!白石!切原!」
岳人達は、ここで一日を過ごすことにした。忍足が泣きやむまで・・・そのころ、宍戸と仁王のペアーは、
(宍)「お前、絶対この殺し合い・・・乗っているだろう」
(仁)「何か、悪いん?」
(宍)「俺も、殺すのか・・・」
(仁)「どっちでもいいぜよ」
(宍)「それは、困る・・・」
(仁)「なら、さっさと俺から離れるぜよ。早くしないと、俺は、お前も殺す」
宍戸は、急いで仁王から離れて行った。
(?)「あなたらしくもないですね。」
(仁)「早く出てこい。柳生」
(柳)「その、言葉使いもあなたらしくない・・・」
(仁)「うるさい、お前がこんなのに乗っているとは、思わなかったからな。」
柳生は、にこにこした顔で仁王に拳銃を向けた。
(仁)「撃つん?」
(柳)「生きたいですからね・・・」
(仁)「残念ながら、死ぬのは、俺だけじゃない・・・」
そうすると、仁王は、ポケットから爆弾を出した。落としたらひとたまりもない、爆弾だった。
作品名:君の涙 作家名:mai