二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

君の涙

INDEX|2ページ/3ページ|

次のページ前のページ
 

(仁)「覚悟しんしゃい!」
(柳)「やめろ―――――!」
仁王は、その爆弾を落とした。爆弾に巻き込まれた人も何人かいた。たくさんの人が死んだ。
(宍)「大きな音が聞こえた。まさか、仁王・・自爆した・・・・」
その時後ろから、ガサガサ聞こえた。
(宍)「誰だ!」
(?)「宍戸・・・・」
(宍)「その声は、岳人か!」
宍戸と岳人と忍足と菊丸は、行動を共にすることにした。
もう、周りは、血だらけだ、ちょっと歩いていると、跡部も見つけた。
(岳)「あの、二人は何処だよ!」
(宍)「まさか、もう、死んだとか、ないよな・・・」
(菊)「縁起悪い事言うなよ!」
その時!ドキュン!
(跡)「拳銃の音・・・・」
そこに走ると、そこに倒れていたのは、大石と、越前だった。
(菊)「越前!大石!」
(大)「英二・・・・気を付けろ・・」
大石は、死んだ
(菊)「気を付けろ・・・どういうことねぇ!大石!」
(越)「菊丸先輩・・・・不二先輩と手塚部長が・・・・桃ちゃん先輩や乾先輩たちを・・・・」
越前も死んだ。
(菊)「手塚・・・・不二・・・?」
(跡)「菊丸、不二は、知らねえが、手塚はこの殺し合いにのってやがる。」
周りは、シーンとしていた。
(岳)「日吉と鳳大丈夫かな・・・・」
そのころ日吉と、鳳
(鳳)「血だらけだね・・・」
(日)「苦手だったら、あまり見るな・・・・」
(鳳)「幸村さんや、真田さんも・・・・死んでいる。」
(日)「こっちは、忍足さん、金太郎、四天王子の奴ら全員で死んだんだ。きっと」
(鳳)「何で、そんなこと・・・・」
長太郎は、小さな涙を流した。
(日)「おい!長太郎!泣くな・・・涙をふけ!」
(鳳)「若・・・・・」
(日)「行くぞ、たぶんあそこのてっぺんにいる!このゲームの支配者が」
(鳳)「うん、そうだね。」
(日)「よし!登る!」
日吉は、笑顔を見せた。
(鳳)「うん!」
鳳は、日吉の笑顔の意味がわかった。多分日吉はこれで、終わりにする。これで、帰れる。と思って普段は見せない笑顔を見せたんだ。
そのころ
(跡)「日吉たちは、いったいどこに!」
(忍)「岳人・・・・何見ている?」
(岳)「なあ、あれって鳳と日吉じゃねえ?」
岳人の目線の先には、日吉たちがいた。それは、山の階段を上っていた。
(菊)「本当だ!・・・・・・なんで、あんな所に階段があるんだろう・・・」
(跡)「とにかく呼んでみようぜ!」
(岳)「おう!」
岳人は大きく息を吸って、
(岳)「おーい!日吉!鳳!」
岳人の大きな声に日吉たちが気がついた。
(日)「向日先輩!」
(鳳)「本当だ!」
でも、向日の大きな声に、気がついたのは、日吉たちだけでは、なかった。
(日)「なあ、あそこ!」
(鳳)「跡部さんたちだ!」
日吉は、急いで忠告をした。
(日)「向日先輩!皆さん!逃げてください!」
だけど日吉は、向日みたいに大きな声が出せずに向日達には、聞こえていなかった。
(忍)「日吉、何か言っているみたいやな」
(岳)「あいつ声が小さいから聞こえねえ!」
その時いきなり
(菊)「跡部!」
跡部は、頭を撃ち抜かれていた。岳人達はびっくりして、周りを見渡した。
(岳)「誰か居るのか・・・・」
(宍)「いるって、手塚と不二だよな・・・・くそ!跡部を」
階段のほうの日吉たちは、最初に跡部が撃たれたのに気がついた、日吉は、鳳の目を隠した。
(鳳)「何?何があったの?」
(日)「なんでもない・・・・・行くぞ!」
日吉は、鳳がここで大暴れして、ここから落ちて死んでしまうことを、想像して鳳には、跡部の死を見せなかった。
そして岳人達は・・・
(菊)「手塚!どうしてこんなことをするんだよ!」
手塚は、迷わず答えた。
(手)「必至だった。じゃあ、理由にならないか?菊丸・・・・」
(菊)「えっ!」
(手)「俺は、相手の武器を見ていると、怖くて震えが止まらないんだ」
(岳)「じゃあ、どうしてお前は、跡部を撃ったんだ?」
岳人は、泣きながら拳銃を向けていた。
(手)「・・・・・済まない・・・跡部・・・・」
岳人は、悲しげな顔をして、
(岳)「菊丸・・・・・手塚どうする・・・?」
(菊)「手塚は・・・・・死にたい?生きたい?」
手塚は、迷いながら答えた
(手)「俺は、生きたい・・・・・だけど・・・・俺はここで死ぬ・・・・」
(菊)「手塚・・・?」
手塚は、隠して持っていた拳銃で自分の頭を撃った。
(菊)「そんな・・・・手塚!」
菊丸は、抱きながら大泣きをした。手塚は、最後の力で答えた。
(手)「菊丸・・・・死ぬのは、俺だと思う・・・・」
手塚は完全に死んだ。そのころ不二のほうは、
(不)「手塚・・・・死んだね・・・」
(忍)「まさか岳人達・・・」
(不)「違う、彼は、自殺をしたよ。」
(宍)「お前!2対1で勝てると思っているのか?」
(不)「・・・・無理かもね・・・・でも、」
(忍)「でも・・・?」
(不)「君たちどっちかを殺すことならできる。」
(宍)「どうして・・・・」
(不)「どうして?手塚は、殺されるのが怖かったからだったみたいだけど・・・・僕は違う。僕は、かなり楽しんでいるよ・・・・」
(宍)「何で!人が殺されているんだぞ!」
(不)「それが何?」
(忍)「何って・・・・言っていることわかって言っている・・・」
(不)「あたりまえ!最後には、手塚も殺すつもりだったしね!」
(宍)「そんな、ひどすぎる・・・」
その時、菊丸たちが泣きながらやってきた。
(忍)「岳人!今来ちゃダメや!」
(岳)「えっ!」
不二は岳人達めがけて刀を振り落とした。
(岳)「うわ!」
でも、岳人達に痛みは、感じなかった。なぜなら
(岳)「ゆ・・・ゆう・・・・し?」
忍足が岳人達をかばっていた。
(菊)「お・・・おし・・・たり・・・」
(岳)「侑士!おい!しっかりしろ!」
(忍)「岳人・・・・泣かんとき・・・・」
(岳)「えっ!」
(忍)「岳人に涙は・・・・合わないわ・・・・最後くらい笑顔・・・見せて・・お願いや・・・」
忍足は、岳人を見ながら笑顔で、岳人の涙を血だらけの手で拭いた。
(忍)「絶対に生き残りいや」
侑士は息を絶えた。
(岳)「まてよ!侑士!泣くなって言われても・・・・涙が、止まらねぇよ!侑士!」
不二は、笑い始めた。
(不)「はは!自分で死んだよ!こいつ!はは!」
(岳)「おめえ、いい加減にしろ!」
(宍)「やめろ!岳人!気持は、わかるが・・・・!」
宍戸も涙を流しながら岳人を止めた。その時、不二がいきなり倒れた。
(岳)「えっ!・・・・不二・・・・?」
そこで不二を撃ったのは、菊丸だった。不二を撃ったと思ったら次は自分の頭に拳銃を近づけた。
(菊)「大石、手塚・・・みんな・・・俺も、そっちに行くからね・・・・」
菊丸は、泣きながら、撃った。向日達が止めるのも間に合わなかった。
(岳)「そんな・・・・菊丸・・・・」
(宍)「菊丸・・・・・」
岳人は、泣いた。たくさん泣いた。宍戸は、泣きながらも、岳人を抱きながら、何回も。大丈夫、と言い聞かせた。
そのころ
(日)「コンピュータールーム・・・隠しカメラ・・・」
(鳳)「跡部さん・・・・・・忍足さん・・・・・・」
作品名:君の涙 作家名:mai