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君の涙

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(日)「しまった!長太郎!見るな!」
日吉は、鳳にモニターを見せないように抱いた。
(鳳)「菊丸さん・・・・・跡部さん・・・・・忍足さん・・・・」
鳳は、死んだ人を何回もぼやいた。
(日)「長太郎!泣くな!長太郎!」
鳳には日吉の声が聞こえていなかった。
(日)「・・・・・長太郎・・・」
その時長太郎は、ひとつのしずくで目が覚めた。それは、日吉の涙だった
(鳳)「ひ・・・日吉・・・」
(日)「・・・・ちょう・・・たろう・・・」
日吉は泣きながらも、涙をちょっとずつこらえていた。
(鳳)「日吉・・・ごめん・・・・君の涙で目が覚めたよ。」
(日)「長太郎・・・・」
(鳳)「日吉、・・・我慢しないで・・」
(日)「えっ!」
(鳳)「俺のせいで、日吉も泣きたいのに、いつも我慢しているんだね・・・・。ごめん日吉、今度は、日吉がちゃんと泣いて、俺は、もう大丈夫だから」
(日)「長太郎・・・」
(鳳)「日吉・・・・・悲しい時は、我慢なんかしなくていいんだよ・・・」
(日)「長太郎・・・・うわ――――!」
日吉は、長太郎の胸の中で大泣きをした。今までにない大泣きをした。
(日)「済まない・・・長太郎・・・・」
(鳳)「ううん、いいんだよ。いつも俺がしてることだし、たまにはね!」
(日)「ありがとう・・・」
そして、日吉たちの前には、スイッチがあった。
(日)「これで、すべてが終わるな、」
(鳳)「うん、もう、残っているのは、僕たちを入れて向日さんと宍戸さんと四人だけかもしれないけど・・・・」
二人は、スイッチを押した。そしたら日吉たちの首に掛けられていた。爆弾が外された。二人は、外をのぞいて岳人達に手を振った。下からも、岳人達は、手を振って返した。そしてボートで四人は、元の場所に戻った。
(日)「鳳・・・・・あの時は、済まなかったな・・・・本当に・・・・お前もつらいのに俺だけ泣いてしまって・・・」
(鳳)「俺は、日吉の涙に助けられたんだよ!」
(日)「長太郎・・・・・」
(鳳)「涙が似合わないとか、プライドとかも、気にしなくていいんだよ。日吉には、ちゃんと泣くことが必要だよ。」
(日)「・・・・・・・ありがとう・・・長太郎・・・」
(鳳)「日吉・・・・」
(日)「何だ?」
(鳳)「跡部先輩も、忍足先輩も、芥川先輩も、樺地も・・・今、どう思ってるかな?」
(日)「さあな」
(鳳)「日吉・・・・フフ」
(日)「なんだよ・」
(鳳)「いや、何でも!」
(岳)「あ―――!日吉!まだ泣いてる!」
日吉は、真っ赤な顔をして、
(日)「うるさい!」
(宍)「日吉可愛いな!長太郎!」
(鳳)「ハイ!日吉の涙は最高です!」



終わり❤
作品名:君の涙 作家名:mai