神々と悪魔の宴 ③<望みを言え!>
「は、はい判っておりま……」
異様な興奮にこれまで無理を重ねてきた身体は耐えられず聖職者の心臓はそこで動きを止めた。
だがその顔にはこぼれんばかりの満足の笑みが消えることなく刻み込まれていたという。
七つの水晶球が飛び散る刹那に悔いるような「すまぬ」という言葉を発したのも聖職者には聞こえる筈も無かった。
それから数週間のうちに人類は人類だけに伝染する謎の心疾患によって絶滅した。
それは遺伝的性質により戦争を回避できない人類から、そして地球から戦争を無くす唯一の方法だったのかも知れない……。
おわり
03.06.24
※超ありがちな話しでしたね。ゴメンなさい。
っていうか、これドラ■ン■ールじゃねぇの?
№041
作品名:神々と悪魔の宴 ③<望みを言え!> 作家名:郷田三郎(G3)