【中身見本】Innocent World
「――まぁ、僕としてもさー、一度やってみたかったんだよね。オフィスラブってやつをさ……」
まんざらでもない顔で、ハリーはドラコの尻を撫でた。
「いろいろシチュエーションを楽しみたいから、ドラコもいろいろのってくれて、演技が上手だといいな」
「僕の人生経験の引き出しは、結構広いぞ。まかせてくれ」
ドラコはニヤっと笑う。
「じゃあさ、最初はメイクラブより、レイプでいこうよ。とりあえず怯えた顔で、『いや、やめて』って言ってよ。そしたら僕が『大人しくしろよ。殴られたくなかったら、さっさと足を開け』って残酷に命令するから」
「君が残酷にねぇ……」
フフンと鼻を鳴らすドラコの生意気な頭をつかみ、ぎゅっと机に押し付けた。
「キャンキャン吠えるなよ。もう真夜中だ。叫んでも、誰もお前を助けに来るはずないだろ。オフィスに残っているのは俺たちだけだからな。朝までまだ時間があるから、ゆっくりと愉しもうぜ、―――かわいい子ちゃん」
ドラコは少し肩を震わせ笑いを必死でこらえていたが、やがて気分を切り替えると、相手に合わせてひどく怯えたように視線を向けてきた。
「いや……、やめて。お願い―――」
作品名:【中身見本】Innocent World 作家名:sabure