着ぐるみの着心地はいかが?快新編
と思った瞬間、
お客さんから歓声があがった。
そしてカメラのシャッター音がやけに聞こえてくる。
驚いて目を開けると俺の目の前には快斗のうさぎが急接近していた。
鼻ちゅー・・してんのか?
わけが分からず自分の目の穴から見つめていると、
快斗のうさぎの目の穴から快斗の瞳が見えた。
目が合った。
「!!…///」
「照れてる新一かわいい。」
「…俺からするって言ったじゃねーか。」
「だって、待ってても新一全然しないし。
振られるお姫様なんて可哀相だし、何より積極的なお姫様も悪くないじゃんv」
「・・・・・・。」
「でも、今度はちゃんと新一にしたいな。」
「なっ///」
「ねっ新一。」
「…あぁそうだな。」
「また照れてるでしょ。」
「うっせ」
「かわいいんだから~」
「あーもううっせ!!」
今度は俺からしてやった。
「少し黙ってろ///」
「はい///」
作品名:着ぐるみの着心地はいかが?快新編 作家名:おこた