【aria二次】その、希望への路は
アイのゴンドラは、迷いのない、まっすぐな轍を引きながら近寄ってきた。いつの間に、あんなにきれいな航跡でゴンドラが漕げるようになっていたのだろう。灯里は、自分にアイを見る目がなかった事を悔やんだ。
そして、時が来たのだな、という事を悟った。
「ただいま帰りましたぁ!」
うれしげなアイにおかえりを返し、そして、言った。
「今度のお休み、一緒にピクニックに行かない?」
アイは、ますますうれしそうに、了解の返事をした。
作品名:【aria二次】その、希望への路は 作家名:立早 文