二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
無未河 大智/TTjr
無未河 大智/TTjr
novelistID. 26082
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

とある夢幻の複写能力<オールマイティ>

INDEX|9ページ/38ページ|

次のページ前のページ
 

そして叶は…
―…そういう事か…
 俺が今まさに止めたい計画の根幹を成しているアレ…
 あのネットワークを応用したわけか…
 これを御坂が知ったらどうなることか…
不意にも叶は顔をしかめていた
木山は言い終わると、警備員に連行されていった
そこに黒子が駆けつけ、美琴が廃人寸前に追い込まれたのは、また別の話



幻想御手の使用者は目覚め始めたらしい
レベルは元の状態で…だが
飾利は目覚めた親友に会いに行った
「これから昏睡患者全員の恢復の確認、幻想御手の回収…」
「やることが多いが、それをやらんと後で大変なことになるからな」
「そうですわね…お姉様?」
「え!?あ、ううん、ちょっとボーっとしてた」
なにやら考え事をしていたらしい美琴に、黒子は話しかけた
「流石に疲れたわ」
そう言ってはいるが、美琴は考え事をしていた



―君のその圧倒的な力をもってしても抗えない…
 君も私と同じ…
 限りなく絶望に近い運命を背負っているということだ…



―どういうこと…?
美琴は思い出しながらも、それを考えるのであった―



「ふーん、そんなことが…」
叶は自宅で祐樹と話していた
「ああ。…でもしくじったぜ」
「なにを?」
「…『暗闇の五月計画』…覚えてるよね」
「そりゃ、貴方が所属していて、自分から進んで被験者になった研究でしょ?覚えてるに決まってるわよ」
「そのときの副作用で、感情が高ぶると…ヤツの口調に似るじゃん」
「ええ、そうね」
「それが今回の戦闘で出てさ、ちょっとあせったよ…事後だけどな」
「まあ、仕方ないじゃない。それは貴方が望んで受けた実験の結果がこれなんだから」
「そうなんだよなー」
叶は椅子の背もたれに体を預ける
「まあ、なんにしてもよかったじゃない。ちゃんと事件は解決したし」
「とりあえずは、ね」
叶はその後すぐに床に着くのであった