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俺と君と夏と陽炎

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ゆっくりと瞼を開いて、息を吐く。今は何時だろうか、いやそんなことはどうでもいいんだ。
開いた瞼をまた閉じて、思い出す。

詳しくは思い出せないても、赤い赤い光景だけは鮮明に思い出せる。

(あぁ)

音、香り、色、景色、最後に見た空と血飛沫を映す赤い瞳。全てが体の五感に焼き付いて離れない、忘れられない。

「今度は、上手くいくと思ったんだけどな」

ぼそりと呟いた声は、隣で熟睡している人間に届くことはない。




「また、駄目だったよ」




消え入りそうな声を零して、僕は静かに泣き崩れた。














簡単に言えば、

臨也視点では、帝人が死ぬ運命を回避させようと奮闘するけど無理で、自分が身代わりになることでループを終わらせる。
帝人視点では、臨也が死ぬ運命を回避させようと以下同文。

帝人も、自分が身代わりになることでこの夏の日が終わると思ったので笑った。

というのが解釈です。
同じ言葉を使ったのはループ感を出せたらな…と。決して手抜きなわけj(ry

自分でも色々考えつつ、支部とか大百科とか見て「あぁなるほど」とか思ったのを参考にさせていただいたりしました。
カゲロウデイズの制作者様、掲示板の解釈など、本当にありがとうございました。


作品名:俺と君と夏と陽炎 作家名:朱紅(氷刹)