仲良き事は美しきかな・・ パート1
(綾)「では、下がっていてくださいね。緑川、風丸さん、藤内、伝七、タカ丸さん」
綾部は、木を揺らして、出てきた、紐をひっぱった。
その時、喧嘩の所に、いきなり穴があいた。
(風)「うっわ・・・・」
(緑)「すごい・・・・」
(風)「さっき、作戦会議いないと思ったら、この落とし穴を作っていたのか?」
(綾)「はい。」
(タ)「さすが、綾部君。一気に喧嘩が収まったね。」
(伝)「風丸さん。さっきは、ありがとうございました!助かりました」
(浦)「緑川さんもありがとうございました!」
(風)「いや、無事でよかったよ。」
(緑)「このくらい。お安い御用だよ!」
(伝)「風丸さん!かっこいいです!」
(浦)「はい!二人ともかっこいいです。」
伝七と藤内は、風丸と緑川の事がかなり気に入ったみたいだ。
(緑)「よっ!お兄ちゃん!」
(風)「よせ!緑川!お前もだろ!」
(庄)「これにて、予算会議が終わりました!」
(ヒ)「みんな本当に必至なんだね。」
(庄)「はじめての、予算会議どうでしたか?」
(ヒ)「うん。すごかったよ。」
(庄)「コメントありがとうございます!」
(ヒ)「じゃあ、この後は、一緒にご飯でも、食べに行こうか、庄左ヱ門君」
・・・・・・・・・・
(風)「庄左ヱ門君・・・・断れないでいるよ・・・」
(緑)「ヒロト好きな奴には、とことん突っかかって来るからな~」
(風)「でも・・・・庄左ヱ門君・・そんなにいやそうじゃないな」
・・・・・・・・・・
そして・・・予算会議後の夜
(伝)「風丸さん!今日だけ!俺の部屋に泊ってくれませんか!」
(風)「えっ・・・別にいいが・・・それより、俺の部屋に来ないか?」
(伝)「えっ!いいんですか!」
(風)「ああ。今日、円堂が体育委員会で、いないから、さびしかったし」
(伝)「はい!今から準備してきます!」
(風)「ああ。部屋で待っているね」
(伝)「はい!」
伝七は、急いで、部屋に帰った。
(風)「たしかに・・・ああいう、後輩は可愛いな。ヒロトの気持ちが少し、わかるな・・・」
そして・・・・・・・・・
(伝)「来ました!あの・・・・浦風先輩もいいですか?」
(風)「ああ。何人でも、大歓迎だぞ」
(浦)「ありがとうございます!」
(風)「寝るには、まだ、早いな・・・・何かするか?」
(伝)「勉強しましょう!」
(浦)「俺も、それは、賛成です!」
(風)「そうだな~俺も、こっちに来て、まだ、忍術の勉強とか、わからないし教えてくれ。」
(伝・浦)「はい!喜んで」
そして・・・・たくさん勉強した。
何時間か、して、寝る時間になった。
(風)「じゃあ、寝るか・・・・」
(伝)「はい。お休みなさい~」
(浦)「消しますね。」
藤内が、火を消して、三人とも眠りについた。
そして・・・・朝
(伝)「あっ・・・浦風先輩おはようございます。」
(浦)「ああ。おはよう。伝七・・」
(伝)「あれ?風丸さんは?」
(浦)「外見てごらん・・」
(伝)「外・・・?あっ!」
そこには、朝の早朝ランニングをしていた。風丸がいた。
(伝)「やっぱり、風丸さんは、凄いな~」
・・・・・・・・・・・・風丸は・・・
走っていると前に誰か現れた。
(風)「んっ?」
(?)「やー!とー!」
(風)「君は、確か。円堂と同じ委員会の・・・」
(?)「はい!皆本金吾です。」
(風)「うん!そうそう!金吾君!こんな朝早くから、剣の練習」
(金)「はい!僕、立派な剣豪になるのが、夢なんです。」
(風)「かっこいい夢だな。がんばれよ。そうだ。この間、円堂がお前の事誉めていたぞ」
(金)「えっ?」
(風)「金吾って子が!すごいんだ!剣を持たせたらすごくかっこいいぞ!と誉めていたよ。」
(金)「円堂さんが、そんなこと・・・なんか、照れます。」
(風)「まあ、夢に向かって、頑張れよ。」
(金)「そうだ!僕も、風丸さんの走る姿、大好きです!かっこいいと思います今度走り方、教えてください!」
(風)「お安い御用だ!」
そして、手を振って別れた。
しかし・・・金吾と別れてから少しの事・・・・いきなり下に穴があいた。
(風)「うわっ!・・・・落とし穴・・?」
(綾)「済みません。落とし穴の、勉強していたら・・・」
(風)「いや。大丈夫だよ。喜八郎・・・・?お前、昨日からずっとしていたのか?」
(綾)「・・・・?はい。そうですけど?」
(風)「大丈夫なのか?体とか・・・」
(綾)「そんなことでしたら・・・だいじょう・・・・あれ?」
綾部は、言葉を言い終える前に、倒れた。
(風)「喜八郎!・・・・凄い熱。ここからは、俺の部屋のほうが近い・・・すぐに、楽にしてあげるからね!」
風丸は、急いで綾部を自分の部屋に入れた。
そこに行く途中に、藤内と伝七にもあった。二人とも手伝ってくれた。
(風)「・・・・・伝七は、食堂のおばちゃんから、氷をもらってきて!藤内は、誰でもいいから保険委員の人を連れて来て!」
(伝・浦)「はい!」
・・・・・・・・・・・・・
(綾)「離れてください・・・・風丸・・さんにも、風邪が・・・」
(風)「今は、そんなこと言っている場合じゃないだろう。いいから、しっかり寝て!」
(綾)「あっ・・・・はい・・」
綾部は、また眠りについた。
風丸は、手に力が入った。
(風)「・・・・・喜八郎・・・無事でいろよ・・・」
・・・・・・・・・・・・少したって
(浦)「風丸さん!伊作先輩連れてきました!」
(伝)「風丸さん!氷です!たくさん持ってきました。」
(風)「ありがとう!二人とも!」
(伊)「すごい熱だ・・・・少しがんばりすぎたね。喜八郎。待ってて、今、薬草煎じてくるから。誰か見ていてほしいんだけど・・」
(風)「大丈夫です。俺が見ときますから。」
(伝・浦)「俺も!一緒に待ちます!」
(風)「でも、風邪がうつるかもしれないよ。」
(伝)「大丈夫です。それに、危険な場所にいるのに風丸さんだけにさせられません!」
(浦)「俺達も作法委員ですし。最後まで、先輩を見ています!」
(風)「ありがとう。二人とも・・・伊作さん。こっちは、大丈夫です。薬草できるだけ早くお願いします。」
(伊)「うん。任せて!」
そして・・・・・少したち・・・薬草が煎じ終わり、綾部は薬を飲み、少し楽になった顔で、また寝始めた。
(伊)「良かった。もう少し遅かったら、命にかかわったかもしれない。風丸君本当にありがとう。」
(風)「いえ。二人もありがとう。」
(浦)「はい!風丸さん!」
(伝)「綾部先輩が無事でよかったです!」
(伊)「そうだ。三人とも消毒も作っておいたから、この部屋から出るときは、消毒してね。俺は、もう行くね。」
(風)「はい。いろいろありがとうございました。」
(浦)「綾部先輩の顔もだいぶ良くなったみたいですね。」
(伝)「でも、どうします?風丸さん。今日寝るところがないですよね。」
(風)「大丈夫。だれかのところとかに泊めてもらうから。心配してくれてありがとう。」
そして、伊作が出て行ったあと、三人もその部屋を後にした。
そして、風丸は、寝るところを探そうとまずは、誰でもいいから探した。
(風)「誰か居ないかな・・・緑川とか・・・・」
作品名:仲良き事は美しきかな・・ パート1 作家名:mai