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仲良き事は美しきかな・・ パート1

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風丸が誰かを探していたら、前に一人の男の子がいた。
(風)「確かあの子・・・・」
風丸は、声をかけた。
(風)「ねえ、君。」
(?)「はい。何でしょう?」
(風)「やっぱり!ヒロトのお気に入りだ。」
そう。それは、庄左ヱ門だった。
(庄)「お気に入りかどうかはわかりませんが・・・僕に何か用ですか?風丸さん。」
(風)「うん。あのさ・・・緑川とか、誰でもいいから、見なかった?」
(庄)「さあ、見ていないですが、どうかしたんですか?」
(風)「いや・・・実は・・・」
風丸は、綾部の事を話した。
(庄)「なるほど、それで今日は寝るところがないのですね。」
(風)「うん。だから今日は、緑川の所にでも泊まろうかな~って思ってね。」
(庄)「それなら僕達の部屋に来ませんか?」
(風)「えっ?庄左ヱ門君の部屋?いいの?」
庄左ヱ門は笑顔で縦に首を振った。
(風)「それは、助かる!」
(庄)「はい。ちなみに僕の同室は、伊助です。」
(風)「伊助君・・・・・?あっ!この間。鬼道と不動が褒めていた子ね!」
(庄)「褒めていたんですか?」
(風)「うん!掃除がかなりうまいって!」
(庄)「なるほど!それは、僕も認めます。」
風丸と庄左ヱ門は、そんな事を話しながら、庄左ヱ門と伊助の部屋に行った。
部屋には、伊助がいた。
(庄)「伊助。今日は・・・・」
庄左ヱ門は、風丸が言った事を話した。
(庄)「ということで、風丸さん泊まるからね。」
(伊助)「それは、大変でしたね。どうぞゆっくりして行ってください!」
(風)「うん。ありがとう。」
風丸は、十歳の笑顔パワーにかなり癒された。
その時、隣の部屋から、かなり大きい男が聞こえた。
ドカ―――ン!
(庄)「今の音・・・・」
(伊助)「まさか・・・・」
伊助と庄左ヱ門は、急いでその場所に向かった。
風丸がそこで目にしたのは、洗濯物の山だった。
(風)「うっ!臭い・・・・」
(庄)「団蔵!虎若!どこだ!大丈夫か!」
庄左ヱ門は、急いで団蔵と虎若を探した。
(風)「ここの二人は、掃除が苦手なのかな・・・?」
風丸は、そうぼやいた。
その時隣から、凄いオーラが出ていることに気がついた。
(風)「伊助君・・・・?」
庄左ヱ門が二人を見つけて、すぐに風丸の手を引っ張った。
(庄)「逃げたほうがいいです!伊助が本気で怒ります!」
二人は、逃げた。しかし、風丸は気になって、庄左ヱ門も一緒に近くで見ることにした。
・・・・・・・・・
(伊助)「二人とも・・・・この間片付けたばっかりだよね・・・」
(団)「はい。わかっております・・・・・」
(虎若)「存じております。」
(伊助)「じゃあ、何かな~この洗濯物の山と、とても臭い部屋は・・・」
(団)「洗濯物・・・・洗うのを忘れていました。」
(虎若)「部屋は、いろんなものをこぼしても、掃除をしませんでした。」
(伊助)「覚悟は、できている?」
(団・虎若)「すみませんでした!」
(伊助)「だったら急いで片付ける!休みはなし!さっさとやる!」
(団・虎若)「はい!」
二人は、急いで掃除をし始めた。伊助の目線を感じながら。
(風)「伊助君・・・・怖い。さっきの笑顔が嘘みたい。」
(庄)「伊助って・・・・普段はおとなしいのですが・・・たまった洗濯物とか、汚い部屋を見たときはかなり怖いのです。」
(風)「うん・・・・・確かに。この感じだと、俺の部屋とか見せないほうがいいかも・・・・・・円堂がスゴイ汚す・・・この間掃除したけど」
(庄)「汚いのでしたら、やめた方が・・・・・」
そう言いながら、二人は部屋に戻った。
そして、何時間か経った。
(風)「そろそろ、夕食食べに行く?」
(庄)「そうですね。そろそろ、伊助も戻ってくると思いますし。」
その時伊助が戻ってきた。
(伊)「やっと終わった!」
(庄)「伊助。お疲れ様!」
(伊)「うん。ありがとう庄ちゃん。」
(風)「大変だったね。伊助君。」
(伊)「はい。でも、俺こういうことにいつも反応しちゃうんですよね~」
(風)「今から、ご飯食べに行くんだけど、」
(伊)「あっ!はい!行きます。待たせてすみません。」
(庄)「じゃあ、行こうか。」
そして・・・・ご飯を食べ、お風呂にも入って、寝る時間になった。
(風)「今日は、本当にごめんね。明日には、自分の部屋もあいていると思うから。」
(庄)「いえ。暇なときとか、来たいときは、いつでも来てください。歓迎します。」
(伊)「では、電気を消しますね。お休みなさい。」
(風・庄)「おやすみ・・・・・」
そして、三人とも眠りについた。
夜中、風丸は眼を覚ました。
(風)「トイレ・・・・確か外だったよな・・・」
風丸は、スリッパを履いてトイレに向かった。
その時、
(?)「うっ・・・う・・・」
風丸は、誰かの泣き声だと思いその方向に歩いた。
そこは、まだ使われていない部屋だった。
(風)「誰だろう。」
風丸は、ドアを開けてみた。そうすると一人の男の子がうずくまって泣いていた。
(風)「どうした?」
その、泣いていた男の子は、風丸の声にいきなりだったのでかなり驚いていた。金吾は、急いで目を拭き振り向いた。
(風)「・・・・金吾君?」
(金)「風丸さん・・・・どうしたんですか?」
(風)「どうしたは、こっちの言葉だよ。トイレに行こうとしたら声が聞こえるんだもん。今・・・・泣いていたのか?」
(金)「まさか・・・・そんなこと・・・」
金吾は、下を向きながら否定した。
その時、風丸は、金吾の上に手を置いてなでた。
(風)「金吾・・・・言いたいことがあったら、悲しい事があったら、少しでも人に話した方がすっきりするよ。言ってみろ」
(金)「風丸さん・・・・実は俺・・・泣き虫で、家が遠くて長期間休みでもあまり家に帰れなくて・・・・父上や母上に会いたくて・・」
(風)「・・・・・・金吾」
(金)「だから僕は、全然かっこよくなくて、凄くもないんです。こんな所で一人で泣いているかっこ悪い奴です。」
(風)「金吾。お前は、かっこ悪くなんかない。」
(金)「しかし・・・・・俺は」
(風)「泣いているから何だ?俺でも家族が遠くに行ったりしたら、泣くかもしれない。それは、誰でも同じだともう。金吾・・・・金吾は、凄いよ。」
(金)「すごい?」
(風)「だって、我慢しているんだろう?俺だったら我慢できなくて、きっと帰っていると思う。」
(金)「ありがとう・・・ございます。」
(風)「それでさ。今度から泣くときは、俺も一緒に付き合ってあげるから、俺が金吾をなでていてあげるから、そうしているといつの間にか、大丈夫になると思う。」
(金)「風丸さん・・・・・はい!お願いします!:
(風)「よし。俺はトイレに行って寝るけど、どうする?部屋に帰るか?」
(金)「はい。俺もトイレに行ってから、部屋に帰ります!」
そして、その部屋からは、出た。
(金)「今日は、いろいろありがとうございました。」
(風)「いや、いいよ。これからもがんばろうね。」
(金)「はい!」
そして、二人はトイレに行き、金吾は自分の部屋に、風丸は、庄左ヱ門達の部屋に戻った。そして、この一日は、終わった。
朝・・・・・・