緊急指令!鹿目まどかを抹殺せよ! リリカル☆マギカ(第2話
「転送反応を確認!
増援の本局魔導師大部隊が惑星地表に
転送されています」
退避のため、転送されていく、住民達と、
入れ替わりに、増援の本局魔導師大部隊が
多数、地上に出現した。――数的には、
〔トライアングル・カラミティー〕で、
その数を減らした、まどか軍団を圧倒していた。
――今度は、接近戦・格闘戦が得意な
部隊も多数混じっており、
様々な状況に対応できるはずであった。
――宇宙空間では、クロノ艦の同型艦が
現状で500隻ほど転移で集結しており、
先の魔導師部隊はここから、
転移してきたのである。
――増援の次元艦も、さらに転移して
その数を増やしていく。
「住民の転送避難完了!
そして味方の増援部隊も、全部隊、転送完了です!」
局員が、大声で報告する。
「今だ!
惑星用 ―― 強層型捕獲結界作動!
星を閉じろ!」
シグナムの指示で、局員が結界装置を
作動させ、――超大型の魔力結界が、
惑星そのものを、包み込んでいった。――
「はやてちゃん!」
はやての姿を見つけたシャマルが駆け寄る。
「シャマル!
すぐに皆に治癒魔法を!」
はやてが、シャマルに命じ、――
「あ、はい!
クラールヴィント!」
〔ヤー!〕
シャマルの指輪型アームドデバイス
―― クラールヴィントが返事をして、
治癒魔法を発動させる。
「静かなる風よ……
癒しの、恵みを運んで……」
魔法の詠唱を行う、シャマルの
足元にはベルカ式魔法陣が出現し、
――彼女の体からあふれた、
緑の魔力光と、葉の様な白い輝きが
――はやて・なのは・フェイトを
包み込むと
――3人の、バリアジャケットの損傷と、
体の傷が、あれよ、と言う間に
消えていく。
――だが、それでも、3人の、
体力と、魔力はすぐには、
回復していない。
実戦は、コンピューター・ゲームでは
ないので、全て回復させてくれる万能薬は
ないのである。
――その時、天空より多数の光が舞い降りた。
――その姿、人に天罰をくだす、
神の軍団のごとし。
…… その、ひとつ
―― リーダー格の鹿目まどかは、
八神はやての、目の前に、降り立つと、
……はやてを、怒りに燃える目で、睨みつけた。
「やってくれたね。
私達をここに、閉じ込めるつもり?」
対峙するはやては、腕を組み、
リーダー格まどかの前に、仁王立ち。
――その後ろに、控えしは、
魔導騎士団ヴォルケンリッター!
はやては、不敵な笑みを浮かべつつ、――
「ふっふっふ!
もう、他の星には、行かせんよ!
ここで、決着をつけてやる!
いくで! みんな!」
「「「「 おうっ! 」」」」
作品名:緊急指令!鹿目まどかを抹殺せよ! リリカル☆マギカ(第2話 作家名:気導士