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緊急指令!鹿目まどかを抹殺せよ! リリカル☆マギカ(第2話

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 先に、準備をすませたのは、ティアナだった。

 ティアナの髪の毛は、綺麗な茜色のロング・ヘアー。
 瞳は、スカイブルー。
 スタイル抜群であり、そのバストは、スバルよりでかい!

 ティアナのバリアジャケットは、
管理局の制服のような、雰囲気がある。
 全体が黒い短めのワンピースは、胸元と、スカート下部を赤い
アクセントが彩る。白い上着状のチョッキ部分と、
同じく白い腰カバーの組み合わせは、
かなり動きやすい印象がある。

「絶対、勝つぞ! ミカエル!」
〔ユー キャン メイク イット!〕
(あなたなら、やれます!)

 相棒と、短い会話を終えた杏子も、戦う準備をする。

「セーット・アーップ!」
〔レッツ・ゴー!〕

 杏子の制服が、一度分解して、その綺麗な裸身が、
外気に触れる。

 そして、粉々になった衣服が再構成されて、――
杏子は、以前の魔法少女服と同じデザインの
赤いバリアジャケットに身を包まれた。

「それじゃ、2人とも準備は良い?」
 最終確認をするなのは。

「いつでも、どうぞ!」
 ティアナが答える。

「いけるぜ」
 杏子も、返事をした。

「では、模擬戦、――開始!」

 ――――なのはの宣言と、同時に、
無造作に、ティアナ、目がけて、突進していく杏子。

「クロスミラージュ!

 シュート・バレット!」
〔ファイヤー!〕

 ティアナは、2丁の、クロスミラージュ
(ティアナ専用の銃型デバイス)を手に持ち、
射撃魔法を連射する。

 この、ティアナの射撃を、ギリギリで、かわしながら、
接近していく杏子。

 ――いきなりの、格闘戦。――杏子の、下段回り蹴り!

 ――それを、小さなジャンプで、よけて、
――バックステップして、後ろに下がるティアナ。

 ――ティアナは、クロスミラージュを、接近戦用の
ダガーモード(日本古来の、十手と言う武器を、
イメージさせる短剣型の魔力刀)2本に変形させると、
――その武器を両手に持ち、杏子に斬りかかった!

 杏子も槍の、高速突きを繰り出して応戦。
 しかし、ティアナのダガーに、全て防がれる。

 ――杏子は、一度後ろに、下がってから、
 槍を構えて、突進!

 ――杏子の槍に貫かれるティアナ!

 ――しかし、そのティアナの体が、
 崩れて消える!

 それは、ティアナのフェイク・シルエットによる
 幻術だった。

 ――本体のティアナを感知して、回し蹴りで、
 ふっ飛ばす、杏子!

 ――ふっ飛ばされながら、ティアナは、再び、
 クロスミラージュを銃に戻して、連射! 連射!

 ――この、ティアナの銃弾をよけて、
 上空へ高く上昇していく杏子!

 ティアナは、腰に装着した高機動ブースターで、
高くジャンプして、接近しながら、
杏子を狙って大きな魔力弾を放つ。

 ――槍で、この弾を弾き、連結槍で、ティアナを
地面に叩き落す杏子!

「ぐっ!」

 なんとか、着地するティアナ。

「はあああああああ!」

 上空から、急降下して、『斬りかかる』杏子!!

 ティアナに、槍の先が、刺さって、――――

 だが、そのティアナも、フェイク = 
 幻術魔法によるニセモノだった。

 背後にいるティアナの方を向く、杏子。

「へへっ!」
 楽しそうな、杏子。

「なかなか、やるじゃない!」
 杏子を褒めるティアナ。

「まだまだ、これから、――だぜ!」

「フル・パワーで、来る?!」

「真・眩惑魔法ファントム・ストーム!!」

 10個の魔力光を核にして、10人の杏子が現れた。

 そして、10人の杏子は、高速で、ティアナに
向かって、猛突進していく。

 突進しながら、五重分身する、それぞれの杏子。

 50人の杏子が、ティアナを包囲した。

「くらえっ!

 ドラゴン・スクリュー・クラッシャ――――!!!」

 杏子達は、竜巻のような、回転スピン状態で、ティアナに突っ込んだ!

 砂煙が、おさまると、――そこに、倒れているティアナ。

 しかし、そのティアナの体は、崩れて消えてしまう。

「くそっ! また、フェイクかよっ! ぐっ?!」

 もがく杏子。彼女の体は、捕縛魔法の光るロープで
グルグル巻きにされていた。

「少し、――頭、冷やそうか?」

 死角から、現れて、ティアナは、微笑む。

「よーく、見てなさい!

 クロスミラージュ!」
〔スタンバイ!〕
 射撃魔法をチャージするティアナ。

「ティアナさん――?!!」
 まどか、絶叫。

「クロスファイア・フルバーストッ!!」

 ティアナのクロスミラージュから、発射された
数十発の射撃魔法は、螺旋型に回転しながら、
杏子を襲う!

「やべえ!」
〔ラウンド・シールド!〕
 ミカエルのサポートで、ミッド式防御シールドを
張る杏子。

 ――だが、射撃の威力で、シールドごと、
ぶっ飛ばされた!

「うああああああああ!」

 縛られているせいか、かなり遠くまで
すっ飛んで行く杏子。

「ぐっ!」
 大きな岩に体が、激突して、杏子は、ようやく止まった。

「杏子ちゃん、無事かなー?」

 杏子の身を案ずる、まどか。

「大丈夫よ。
 杏子は、まだ、本気を出していないから」
 ほむらが、まどかを、安心させようと、そう答える。

「本気を?」
 まどかが、ほむらを振り返る。

「ええ。
 杏子は、まだ切り札を出していないわ」
 ほむらは、事も無げに、そう言う。

「切り札って?」
 マミも、ほむらに視線を向けた。

「見てれば、分かるわ。
 そろそろ杏子は、それを使うはず」
 ほむらの言葉に、全員が静かになる。
 
 ふらついているが、それでも立ちあがる杏子。

「へえ?
 なかなか、タフじゃない」
 杏子の体力と根性に、驚くティアナ。

「へへへっ!

 褒めてくれて、ありがとよ!

 そんじゃ、…………

 ………… 四神旋風陣!」

 杏子の姿が、4人に見える。

 そして、高速接近した4人の、杏子は、
ティアナの周りを、すごいスピードで、
ぐるぐると、回転し始める。

「な、なんの、つもり?」
 訝しげな顔をしているティアナ。

 さらに、4人の杏子の、
スピードが、上がり、まるで、
ティアナの、周りには、赤い
ドーナツが、出来たようである。

「なんや、主人公の周りを、
回るトラが、出てくる、昔話
みたいやな」
 はやてが、そんな事を言う。

「ああ、最後に、トラが、
なぜか、バターになって、
それを、ホットケーキにつけて
おいしく食べると言う?」
 マミも、その話を知っているらしい。

「なんだっけ、その話?」
 首をかしげる、まどか。

 しかし、もちろん、昔話?のトラ
とは、違って、杏子がバターに
なるはずがなかった。

 さらに、杏子のスピードが
上がる!
 すでに、普通の人間には、姿や動きが
見えないぐらいまで、加速していた。

「さすがに、スピードは、
たいしたものね……」

 自分の、周りの杏子を見て
そう言うティアナ。

「だけど……」

「スクランブル・イレイザー!」

 4人の杏子は、カーブを
描きながら、中心に、いるティアナに
突っ込む!