王様と鴉と侍と錬金術師1
医師と共に病室に入るエド・アンディ・銀時の3人。
そこは個室らしく、あの少年がベットにいたがなんかおかしい。何かがおかしい。
なんかこう…雰囲気的にピュアな…そう例えれば生まれたての赤ん坊のような感じ。
じっと自分たちを見るその目は無垢そのもの。そして銀時たちにイヤな予感を抱かせた。
「君、この人たちのこと分るかい?」
医師の問いに少年はジーーっと自分達を見て…そして首を横に振った。
「…そうか」
「なにが『そうか』なの?」
残念そうに顔を伏せた医師に、アンディは尋ねると…。
「あぁ…実は彼ね、頭強く打ったショックで記憶喪失になったみたいなんだ」
「「「は?」」」
「しかも記憶だけじゃなくて精神も退行してしまったみたいなんだ」
これから始まる物語。
世界は何を望むのだろうか?
END.
作品名:王様と鴉と侍と錬金術師1 作家名:まつり