リスティア異聞録 4.2章 ライラは生きたいと願った
どれほどに美辞麗句で飾ったとて、
生きたいと願うことは他の生命を奪いたいと願うこと。
どのように取り繕ったとて、
生きたいという願いは「よく生きるための徳」に背く願い。
その手を汚し、汚物にまみれ、汚泥を這い回り、
それでも生きたいと願わねばならぬのはなにゆえか?
生きる悪徳を知っても尚、取り繕わねばならぬのはなにゆえか?
答えはひとつ、それが人だからだ。
生きたいと願うことは他の生命を奪いたいと願うこと。
どのように取り繕ったとて、
生きたいという願いは「よく生きるための徳」に背く願い。
その手を汚し、汚物にまみれ、汚泥を這い回り、
それでも生きたいと願わねばならぬのはなにゆえか?
生きる悪徳を知っても尚、取り繕わねばならぬのはなにゆえか?
答えはひとつ、それが人だからだ。
作品名:リスティア異聞録 4.2章 ライラは生きたいと願った 作家名:t_ishida