青き炎に想う
+++あとがき+++
ここまでお読みいただきありがとうございます。
「悪魔兄弟に萌える」とのたまった腐友に送ったメールを元に、SS風に肉付けしてみました。
捏造です、ほぼ全部(開き直り)
冒頭のご注意でも少し触れていますが、『ヨハン・ファウスト五世』という名前から、ファウスト博士(ヨハネス・ファウスト)の伝承を引っ張ってきてます。
契約が履行されたことにより、ファウストの魂・肉体は契約した悪魔メフィストに譲渡され、その肉体を使ってメフィストは物質界に存在しているといった感じ。
公式の「フェレス卿は200年前から正十字騎士團に…」という設定が大好きなのです。200年前、つまりは1800年代初頭。この頃発表された戯曲が、ゲーテの代表作『ファウスト(第一部)』(←メフィスト・フェレスを扱った最も有名な話)なんですね。
若き日のゲーテは、ある日「ファウスト」と名乗る青年と出会い恋に落ちる。創作意欲に駆られたゲーテは一つの作品を書き上げ、その青年に捧げた。(『ファウスト断片』の完成。こうして初稿は歴史から消え、長い間発見されなかった)
それから二十数年が過ぎ、二人は再会する。だが昔と寸分違わぬ青年の姿はゲーテの心に再び恋情を灯し、滞っていた作品の完成を後押しした。(『ファウスト(第一部)』が完成する)
……とかだと、元純文学少女・今腐女子な自分が泣いて喜ぶわけですよ。
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………………メフィ燐どころか青エクからも遠ざかった妄想吐きはこのあたりにして。
お付き合いいただき、ありがとうございました。