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スコッチの見せる夢

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文句を言おうとしたアントーニョに、アーサーはそのままアントーニョに口付ける。
流れ込んでくるスコッチを零さぬよう飲み干そうと必死になるが、アントーニョの口角から少し零れる。
「んっ……ふぁ……ちゅ……。」
お互いの口の中にスコッチ独特の香りと味が広がり、それを貪る様に舌を絡め合うと、どちらからも甘い声が漏れる。
「ふっ……ちゅ……、美味かったか?」
口を離す時、軽くまた口付けをしたアーサーは、目の前のアントーニョに不敵に笑う。
「ふぁ……、お前、ほんま……。」
半ば呆れたようなアントーニョに、アーサーは笑う。
「んだよ、気に召さなかったか?」
そう言うアーサーに、アントーニョは何も言わず軽く睨みつける。
「ああ、なんだ、シたくなっちまったか?」
アーサーはそう言い、アントーニョの頬を軽く撫でると、アントーニョの体がビクリと反応する。
「くくっ、続きは帰ってからな。」
耳元でそう囁くと、アントーニョは無言でアーサーを軽く叩く。
それに笑いながら、アーサーが彼の顔を見ると、耳まで真っ赤だった。
アントーニョの反応に気をよくしたのか、アーサーは立ち上がり、スキットルを仕舞いこむと、アントーニョを立たせる。
「絶対お前の思い通りにさせへんからなっ!」
真っ赤のまま睨みつけてもアーサーを煽るだけだと知らないアントーニョは、そのままそっぽを向く。
「はいはい、じゃぁ、帰るぞ。」
それを受け流すかのように、アーサーはそう言うと、アントーニョを抱き上げる。
「は?!
 なんやねん、降ろせ、馬鹿眉毛ぇぇぇえええええ!!」
じたばたするアントーニョにアーサーは笑いつつ、それを無視して岐路に着く。
「眉毛っていうな!
 帰ったら、ワインでもスコッチでも呑ませてやるから、おとなしくしてやがれ。
 トマトだって用意させたんだからな。
 お前のためじゃなくて、俺が呑みてぇし、喰いたかったからだからなっ」
暴れるアントーニョに笑いながらそう言うと、トマトに反応したアントーニョはおとなしくなる。
それにアーサーはクスリと笑うと、アントーニョの髪に口付ける。
「ほんなら、はよぉ帰るでぇ。
 トマトがまっとるしなぁ。」
上機嫌でそう言うアントーニョに笑いながら溜息をつくアーサー。
「トマトが喰いたきゃ、おとなしくしてろ。」
そう言われ、アントーニョは答え代わりにアーサーの首にうでを回ししがみ付く。
上機嫌で岐路に着くアーサーだが、この後、自分の思い通りにならないのがアントーニョだという事を再認識させられるわけだが……。



次の日、アーサーの機嫌が最悪だったのは言うまでもない。

end


作品名:スコッチの見せる夢 作家名:狐崎 樹音