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いつまでも、貴方の幸せを祈っています。

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妹「曽良くん、入ってもいいですか?」

曽「どうぞ」


許可を貰ってから襖を開けると、そこには布団から起きようとしている曽良くんがいた。

妹「っ!?横になったままで良いよ!!無理、しないで」

曽「すいません、ご心配をおかけして」

妹「気にしないで!今は自分が元気になることだけを考えてよ、ね!」

曽「…はい、すみません。ありがとうございます」


そういう曽良くんはとても申し訳なさそうな顔をしている。

曽良くんが寝たきりになってから今日で三日目だ。
昔から体調を崩すことが良くあったらしいが、今回はかなり具合が悪いらしい。


妹「体調、どうですか?」
曽「そうですね、昨日よりは良いですよ」


しれっと曽良くんはそう言ったけど、そんなの嘘だ。この三日間ずっとそう言っているけど、実際はどんどん顔色が悪くなってきている。だけど、僕が心配しないように、無理して虚勢を張る優しい曽良くんに本当は違うんでしょう?何て言えるはずもなく


妹「そう、ですか…早く良くなると良いですね!!」

曽「はい」


僕は、いつもと同じ言葉を返すしか出来ない。


曽「…ぐっ!?ごほっごほっごほっ!!」

妹「大丈夫ですか!?」

曽「ごほっ……っぐ…だ、大丈夫、です…はぁ……」

妹「……っ…今日はもう帰りますね。また明日来ます」

曽「っ!?………はい、すいません」


苦しそうに顔を歪めて一人で痛みに耐えている曽良くんを見ているのが辛くなって僕は曽良くんの部屋から出て行った。

僕が帰ると言った時に曽良くんが一瞬だけ見せたとても寂しそうな顔がいつまでも頭から離れなかった…