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あれはいつもの旅の途中。
気候もおだやかで、おだやか過ぎて眠くなるぐらい、とても穏やかな日だった。
街道には休憩の為に休んでいるのか、眠気に勝てなくて寝てしまったのか人が寝ているのが見える。

私たちは次の街に向かうため、街道を歩いていた。
「ホント、今日はいい天気ね〜、どっか丘の上にでも言って昼寝でもしたいわ」
「いいな、それ。じゃ、どこかいい所ないか探してくれよ」

私のすばらしい案を、便乗するけど、後お願い。という都合のいい事を言っているこの男は御存知ガウリイ。
こう平和だと、金魚のうんちことナーガと実は大して変わらない。
旅費も交渉も私が全てしている。
そして、今回の案もまた、私に。
「へ?なんで、他人任せなのよ?」
「だって、リナは魔法で飛べるだろ? 俺、飛べないからなぁ」
「そう、飛べないから私に任せるのね?じゃぁ・・・」

呪文を唱えようとする私

「待て待て、リナ! だからって火炎球で吹っ飛ばして、見てきなさいって言うには無理があるぞ!」
「ああ、それナイスアイデアね」
「あのなぁ、それは死ねるから勘弁してくれ。俺が悪かった、一緒に探します」
「最初から、そういえばいいのよ。ま、でも・・・」

また呪文を唱えようとする私

「まてまて、リナ!な、周りには綺麗な街道もあるし、そこで休憩している人もいる。万が一巻き込んだら大変だから、止めよう、な。」

『浮遊』

ふわふわと浮かぶ私。

「あ、火炎球じゃなかったのか、そっかリナに捕まって俺が見つけるんだな。なるほど」
「さ、ガウリイ捕まって」
「ん?ああ」

にやり

『翔封界!』

「ぐわぁ〜〜〜〜」
「まったく、さっきから私のことを何だと思っているのよ。あんなところで火炎球なんて撃つはずないでしょ」
「リナ、すまん、すまんかったから。頼むもっと速度落としてくれ」
「いやよ、散々悪口言ったお返し」
「悪かったって、というかあまりに早すぎて昼寝できるような所探せないぞ」
「ああ、もう探さなくて大丈夫よ。見つけたから」

ホントにいい場所があった。ちょっと小高い丘で大きな木が一本そこに立っている、木陰でこの陽気ならば最高の昼寝ポイントだった。

『浮遊』

さすがに翔封界で飛ぶのも疲れたのでスピードを緩める。

「どう、あそこ」
「お、いいなぁ。やっぱり空飛べるのは便利だな。さすがリナ」
まったく、調子がいい。

「でも、リナ残念だな。先客がいるみたいだ」
ガウリイの視力は良すぎて、私には木下に誰かいるのには気づかなかった
「ホント、あんたは目だけはいいわねぇ〜。先客がいるなら仕方ない、諦めようか」

と諦めようとした私にガウリイが突然
「あ、リナ!急げ!!」
「え??」
「いいから、俺にかまわず、さっきの魔法であの丘まで急ぐんだ!」

何が何やら分からないが、ここはガウリイを信じるしかない。

『翔封界!』

徐々に私にも人らしきいるものが見えてきたどうやら二人いるみたいだ。
はっきり、その二人がやろうとしている事が見えた時。

「リナ、俺を投げろ!」

今度はガウリイの意図することが分かったので、思いっきり彼を投げた。

「うぉりゃ〜〜〜〜!!」

ザシュッ!っと短い音と共に二つの縄が切れ、二人が落ちた。

「ゲホッゲホッ」

「あんたたち、何やっているのよ!」
「ゲホッ・・・あなたには関係ないじゃないか、なぜ僕たちの邪魔をする」
年のころなら私と同い年かちょっと上の男が言う。

「関係ない?そうね、あなた達がどんな事情があって、首をつるのかは関係ないわ。
それはそれ相応の理由があるでしょうから、だけどね、そこの木で首を釣るのは許さないわ!
今から、そこで昼寝でもしようかと、思っていた私の身にもなりなさいよ!
こんな陽気で、さぞかし今日はいい事がおこるだろうと思っていたのに」

「・・・そうね、彼女の言うとおりだわ、今日ここで死ぬのは諦めましょう。
たしか、前見たあの湖のほとりとかも良さそうだったわ。あそこにしましょう」
今度はブロンドの長い髪のいかにもお嬢様という女が彼に言った。

「君が言うなら、僕はどこでもいいよ、それじゃあ行こうか」
立ち去ろうとする二人。

「ちょっと待った〜〜!」

「え?」

「おい、リナなんで止めるんだ?」
クラゲ頭は無視。

「そこのあなたねぇ。これから私は昼寝をしようとしているのに、なんで次の死に場所宣言して立ち去るのよ。夢見が悪くてしょうがないでしょ」
そう、このお嬢様。あろう事か次の自殺場所宣言していきやんの。

「あなたに、私たちがここで自殺をするのを止められたから、ジョンに次の場所を教えただけじゃない」
「そうですよ。あなた方が無理やり僕たちの自殺を止めるから、クリスは僕に次の目的地を教えてくれただけじゃないですか」
「そうだぞ、リナ。彼らは何も悪くないじゃないか」
とりあえずクラゲ頭は無視。
「ジョンさんとクリスさん?あのねぇ、あなた達は次の場所を教えあっただけかもしれないけど、私にばっちり聞こえたのだから、それは宣言と同じ事よ。
とりあえず、運が悪かったと思って自殺は諦めなさい」
「ふん、僕たちの意思は固いんだ。君になんか止められないよ」
コイツ・・・ありがちな陳腐な台詞言いやがって。
「じゃああなた達は私が諦めろというのに、諦めないわけね?ふ〜ん。そう。なら、いいわ。私が殺してあげるから」

「え・・・え〜〜〜〜!!!」

「どうしたの?死にたいのでしょう?だったら自殺を止められなかった自分を悔いるより、サクッと殺しちゃって気分を晴らしたいじゃない。
なんてったって今日はいい天気。こんな所で死にたいとウダウダ言っている人をなんとか止めるよりは、よっぽど楽だもの♪」

「ちょっと、金髪のお兄さん。あの人、おかしいですよ。止めてくださいよ」
自殺したいとか言っていたジョンがガウリイに泣きつく。

「いや〜、すまん。あきらめろ」
「え・・・そんな。こんな名前も知らないペチャパイの魔道士に殺されるなんて嫌だ〜!!」
本当に殺そうかな・・・

「あ〜、聞いて驚くなよ。こいつはあのリナ=インバースだ。お前さん本当に死んだかもな。」

「ええっ!・・・ああ、それでは仕方ないですね。諦めます」
っておい!なぜ自殺を諦めなかったのに私に殺されるのはあっさり諦めるんだ。

「あの御高名のリナ=インバースさんでしたら、仕方ないですわね」
クリスまで諦めた。

「なんか私だけ悪者になっていない?」
「そりゃそうだろ。自殺願望のある人間に、あのリナ=インバースが気分晴らしに殺したいって言われれば誰でも諦めるって」
カッチ〜ン、だがこれは丁度いいかもしれない。これを逆手にとってみれば・・・

「そうよ、私はリナ=インバース。全く私の気分を害したこと、万死に値するわ。
だけど、あなた達は私の名前を聞くだけでビビる臆病者だからそんなのを殺しても気分は晴れそうにないから、少し手伝ってもらおうかしら」

「ははぁ〜〜」
いきなり二人は私の前にひれ伏した。あれ、これ気分いいかも♪

「じゃあまずは、夕方まで私たち昼寝するから、見張っていて頂戴。逃げたら殺すわよ」

「かしこまりました!」
作品名: 作家名:リスキナ