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「そ、そうなんですか??なんで、あのリナ=インバースなんかと一緒に旅を!もしかして僕たち以上に自殺志願者とか・・・」
どういう意味だコノヤロウ。
「ん?ああ、俺はコイツの保護者だから」
まただ。ガウリイと会ってから私はコノ呼ばれ方をずっとされている。旅費払ってんのはこっちだ、コンチクショウ・・・ただいつまで彼は私の保護者なんだろう。
「保護者だったら、ちゃんと面倒見てください!どれだけリナ=インバースが脅威なのか分かっているんですか!」
逆切れしてさらに、ガウリイに説教を始めたクリス。
「まぁいいわ。じゃあクリス誤解は解けたのだから、ガウリイに毒なしの料理を運んでよ」
「ああ、そうだな俺もこの料理旨いから毒なしをもっと食いたいな。それとあんたらも毒なしの料理にしろよ」
え・・・またコイツラ自殺しようとしていたのか・・・ん?
「ちょっと待って、なんで私のだけ毒が入ってないの?」
「え・・・それはリナ=インバースにはマンドラコラすら効かないと言われていますから・・・」
私は魔族か・・・
「でも、リナ様は、いえリナさんは噂とは全然違い普通の女の子でした。ちょっと安心しました」
と料理を作り直す為に席を立ったクリスが言った。
「じゃ、誤解も解けた事だし、リナ・・・」
いつになく真剣な表情で私を見るガウリイ
「え??なに・・・?」
え、なんだろドキドキする・・・
「この肉いただき〜!」
あ〜〜〜!また私の皿から料理を取っていった。
「だぁ〜!あんたの料理はさっきクリスが作り直してくるって言ったんだから待ってなさいよ!」
と料理争奪を私たちがしていると

『ドンドン!』
大きな戸を叩く音が。

「クリスさん!まだいるんですか?出て行ってくださいって言ったじゃないですか!」

どうやらこの村の人のようだ。
戸を開けに行こうとするジョンを止めて
「いいわよ、私が出るわ」

ガチャ

「クリス!あなた・・・あら?どなたかしら?」
見たところ近所のお姉さんという感じだった、よかった役人でなくて。

「あなたこそ、こんな夜中に人の家ドンドン叩いて何様?近所迷惑と私の食事邪魔した罪、償ってもらおうかしら」
ドスを効かせた声で彼女を威嚇
「え、あのえっと・・・」
「何よ?用がないのに人の家ドンドン叩いたの?どんな村よ全くこれだから田舎は、あんた名前は?」
「あ、あの。ごめんなさい〜」
帰っていった。

「すみません、リナさん」
中から様子を見ていたクリスとジョン。
「ああ、いいって。まだ美味しいディナーの途中だったから」

席に戻ると
「あ〜〜〜〜!ガウリイ〜!!あんた私の料理全部食べちゃったでしょ!!」
「ようリナ、せっかく旨い料理だから、冷めたら勿体無いからな」
このクラゲ頭ぁ〜。
「まぁまぁリナさん。料理作り直しましたから」
「それでは改めて、頂きます」

「ご馳走様」
「お粗末さまでした」
「ふぅ〜食べた食べた。本当に料理上手ね、デザートまであるなんて、あなた達こんな村出て行って宿屋か酒場で料理でも出していればいいじゃない」
ほんとに、美味しかった。
「ホント、ホント。これだけ旨い料理出す店はそうそう無いから繁盛するぞ、なんなら店開いたら俺たちが他の町で旨い店があるって噂してもいいぞ」
ガウリイもたまにはいいこと言う。

「ありがとうございます。でもやはりこの奇異な体質では色々不安がありますので・・・」
ジョンもクリスもやはり生きたいが生きられる世の中でないと諦めているようだ。
「その事なんだけど、実はさっきね、2階見せてもらったの」
「え・・・そのどうでしたか?」
私は先ほど2階で見た光景を彼らに説明した。

「魔方陣、人であろう血ですか・・・それは確かに、隣人でそんな部屋があるのは嫌ですね」
「まぁね。で、一つだけあなた達の体質というか2階に行けない基、気づかなかった理由に心当たりがあるのよね」
「え、本当ですか??教えてください」
「それは、恐らく呪いよ。といっても魔術の」
「呪いですか・・・でもどうして?」
「それは、ちょっと今のところでは分かりかねるわね。後でちょっと調べてみるわ」
「え、でもリナさん。なぜ、私たちの事をそんなに親身になってくれるんですか?」
「そうね、まぁこのままどこかで自殺されても目覚め悪いし、何より美味しい料理ご馳走してくれたしね。あ、そうそう今晩ここに泊まるけど大丈夫?」
「おいおいリナ、それは厚かましいにもほどがあるぞ」
やっと話に入ってきたかと思えば
「あのねぇガウリイ、さっき私が玄関で村民とやりあったの見てなかったの?あのやり取りで私はここに引っ越してきた事になっているんだから宿なんて取れるわけ無いでしょ」
「玄関でのやりとり・・・ああ、さっきお前席たってそんな事してたのか。トイレだと思った」
全くあんたは・・・
「リナさん、是非泊まっていって下さい。
「ありがと。さてと、じゃガウリイちょっと行くわよ」
「え?どこに?」
「ご近所挨拶よ。分かっていると思うけど、クリスもジョンも絶対に村人に見られたら駄目よ・・・ってそういえばクリスあなた食材調達するって言って既に村人に会っちゃった?」
「あ、いえ。その先ほどのは嘘で。あのその、裏の庭から毒を・・・」
あ、なるほど。
「そ、そう。ま、会っていないのならいいわ」
作品名: 作家名:リスキナ