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解ってないよね

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「あぁ、もうお昼か」

そろそろ、帰ってくるかな。
誰が帰ってくるかって?それは___。



ガチャ……バタン

「ただいま」

「おかえり、静ちゃん」


そう、池袋最強の男。平和島静雄
まぁ、唯の馬鹿みたいな怪力の化け物だよね(笑)


「あ”~今日は寒ぃな」

「俺はそんな中、唯プリン食べたいだけで外に出て行く静ちゃんの神経が知れないよ。」

「うるせぇな、俺の好きだ」

 
そう、静ちゃんはお昼ちょっと前にプリンが切れた。
とか何とか言い出して、プリンを買うためだけに、
真冬の日差しの弱く風の強い恐ろしく寒い今日という日に
コンビにまでいってしまった。バーカバーカ。
しかも、どの店にもプリンが売っていなかったらしく
二時間以上帰ってこなかった。死ねばいいのに


というか、別にプリンを買いにいくのはいいよ?

でもさ、めずらしく休日に俺と一緒にいるのに迷わずプリン買いに行くって。
馬鹿じゃないの?死ぬの?いや、死んで。
いや、別に俺をおいて言った事に、嫉妬だの妬みだの怒りみたいなのは
全くないんだからね?
むしろ、一緒に連れて行かれる方が迷惑。
唯呆れてるだけ。



作品名:解ってないよね 作家名:梗禾