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サンゾロ

2012/1/29更新

サンゾロで無口で可愛いゾロが書きたいと思いました。
サンゾロは初書きです。

サンゾロというかゾロが大好きなサンジという表記が正しいかもしれません。







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「ゾロ、にんじん取ってくれ。」


「ん。」


「これじゃない。」


「・・・・ん。」


「これも違う。」


「・・・・・・・・・ん。」


とうとう似ても似つかないものになった。
そのビンに書いてある銘柄が分かるように見せてくる。


「飲みたいのか？」


「・・・。」(コクリ


「良いぞ。」


「・・・・。」(喜ぶ



まぁそれはそれで、
今はとにかく・・・



「にんじん分かんないのか？」


「・・・・。」(しょんぼり


「これがにんじんだ。」


「・・・・。」(ジロジロ


「覚えたか？」


「・・・。」(コクリ




「よしじゃあ、褒美だ。」



「・・・・。」(喜び喜び






――ちゅ




ちゅ!!!!!!!????????




「ぶぁっはぁぁぁぁぁぁぁあ!!!???」




飛び起きると真っ暗だった。

飛び起きると・・・？




なんだよっっっ




夢か!!!






シャツを着て、キッチンに向かう。
朝食の準備で変な夢を見たことは忘れようとシャツの袖をまくる。
だが、扉を開けると目の前にゾロが居た。


夢がまだ鮮明でドキドキする。



「よっよぉ、」

「・・おう。」

「なんだ？喉渇いたのか。」

「・・・・・。」(コクリ



あっかわいい・・・



って待て待てっ!!!!
もうこれは現実だ。

まずい。


可愛いってなんだ俺っっ!!
こいつはクソマリモクソマリモクソマリモ・・・


「・・酒は駄目だ。水でいいか？」

「・・・あぁ。」(しょんぼり



酒あげちゃおっかな・・・・

ってぅおい!!


はぁ・・はぁ・・はぁ・・落ち着け俺。

スーーーハァーーーーー



「水溢れてるぞ。」

「ぬわぁっ!!!!!??」

「どうかしたのか？」



「もう駄目だ。」



「・・・・？」



「ゾロ、



・・・・お前が可愛く見える」



「・・・・・・・・・。」





あー呆けた顔も可愛い・・・・
いやいや、これはさすがにゾロも困るよな。


「・・いや、すまん冗談だ。」

「・・・・・・・。」

「・・ゾロ？」

「・・・・・・・。」

「・・・・おーい？」



「・・・・。」(照れ



ズキューーーーーーーーーーーン







正夢（まさゆめ)

•夢に見た通りのことが現実になる夢のこと。






「ぞっぞろ・・にんじん取ってくれ。」


end