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こらぼでほすと 約束3

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 話を振り替えると、ニールも立ち上がる。決めているなら、それを覆すつもりはない。こういう選択肢もあるのだと提示しただけだ。戦いたくても戦えない、と、ニールが嘆くことはスルーの方向だ。だが、ハイネにも、そう言えるだけの関係は築かれているのだと思うと、頬は緩む。最初は、何も言わなかった。ようやく、そんなことを腹を割って口に出来るようになったからだ。
「俺は、ママニャンが本音を聞かせてくれると嬉しくなる。」
「・・・・おまえさん、俺の間男なんだろ? 愚痴にも付き合わせるさ。」
「付き合ってやるさ。その代わり、俺の愚痴にも付き合ってもらうけどな。」
「愚痴? ハイネ、そんなもん溜め込んでるのか? 」
「まあ、そりゃいろいろとな。」
「聞くだけなら付き合うよ。」
「それは何よりだ。」
 玄関へ向かいつつ、そんな会話をして外へ出た。これから、お互いにいろいろと愚痴りたいことも出てくるだろう。坊主のように、聞いて一刀両断にするような接し方は、ハイネには無理だ。どちらも、何かしら吐き出して、気分を変えるぐらいの付き合いが妥当だと思っている。
作品名:こらぼでほすと 約束3 作家名:篠義