いけるしかばねinバレンタインデー【静帝】
牛のパジャマは丈が合わなかったので帝人用だったのではないのかという疑惑をいだきながら椅子に座って臨也はメールが来るのを待つ。
深夜手前、届いたメールには『件名:アドレス変更しました』とあった。
「あれ、本文が……ない?」
写真がついているのだが真っ暗だ。
何を撮影しているのか分からない。
もう少しするとまたメール。
『静雄さんの写メは要らないっていうので僕でも、と思ったんですが……全体が映る写真は怒られました』
「どの位置だよ。せめて、それだけ教えてくればっ」
くるくると椅子を回しながら臨也は一人吠える。
メールには『ホワイトデーにもう少し退いた構図での写真が欲しいな』と返信した。
返信は『狼さんがおー』眠いんだろう。そう思うことにした。
作品名:いけるしかばねinバレンタインデー【静帝】 作家名:浬@